今の時代現金よりもキャッシュレスの時代。
その中でもPayPayは今勢いのあるQRコード決済サービスです。
テレビCMなどでもバンバン宣伝しているので、PayPayの名前を聞いたことがある人は多いはず。
ただ、名前は知っていても
PayPayの仕組みがよくわからない
PayPayって本当に利用価値があるの?
PayPayにはデメリットはあるの?
など、あまり詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事ではPayPayの基本情報から使い方、活用するメリットやデメリットなどを解説します。
この記事を読んで是非PayPayの便利さを知って利用してみてください。
目次
そもそもPayPayとは?基本情報について
PayPayは2018年10月5日にソフトバンクとヤフーが共同でスタートしたスマートフォンで支払いができるQR決済サービスです。
スマートフォンに表示されるQRコードを提示することで簡単に支払いすることができます。
PayPayのアプリから残高にチャージして支払う方法から、事前に登録したクレジットカードから直接支払うことも可能です。
PayPayの基本情報はこちらです。
PayPayの基本情報 | |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 通常:0.5% |
支払い方法 | PayPay残高 Yahoo!マネー クレジットカード |
有効期限 | PayPay残高の変更日から2年間有効 |
PayPayが使える主な店舗
PayPay対応の全店舗は公開されていませんが、全国のファミリーマートやミニストップ、ビックカメラ、ジョーシン、エディオン、ヤマダ電機、ソフマップ、HISなど大型店や有名チェーンは続々と導入しています。
2019年3月26日からは全国のローソン、更に牛角や松屋、温野菜、ウェルシアなどのチェーン飲食店でも利用可能になる予定です。
現在の主な店舗は以下の通り。
ジャンル | |
---|---|
飲食店 | 魚民、白木屋、山内牧場、にくスタ |
家電量販店 | ビックカメラ、ヤマダ電機、コジマ、ソフマップ、エディオン、ジョーシン |
交通 | 江ノ島タクシー、三和交通、第一交通産業、勝山タクシー |
コンビニ | ファミリーマート、ミニストップ、ポプラ |
その他 | HIS、メガネドラッグ、キムラヤ |
上記はあくまで一例です。
PayPayアプリで「全国のお店一覧」を開くと、現在地周辺のPayPay支払い対応店が表示されます。
PayPayを活用するメリットは?本当にお得なの?
PayPayはただ便利なだけではありません。
PayPayでは下記のようなメリットがあります。
- 利用手数料無料
- 残高送金できる
- オンライン決済にも対応
- 随時開催されるキャンペーンがお得
- PayPay決済で還元率0.5%
利用手数料無料
PayPayを使う上で利用手数料はかかりません。
利用手数料どころか、登録料なども一切かからず完全無料で利用することができるのです。
他のキャッシュレス、例えばクレジットカードの場合でも年会費や入会費がかかってしまうことがありますよね?
また、銀行などでも引き落としや振込には手数料が掛かってしまうことがほとんどです。
しかし、PayPayは手軽に利用できる上に手数料などは一切かからないのです。
個人間で残高送金できる
PayPayでは個人間で残高送金可能です。
例えば、友達と食事に行き割り勘にした場合、どちらかがクレジットカードになると面倒ですよね。
PayPayはQRコードを読み取ればすぐに送金可能なので、細かく計算して相手に渡すなんてこともしなくて良いのです。
個人送金の方法は以下の手順。
- アプリを起動して「支払う」タブを選択
- 「友だちに送金する」をタップ
- 「マイコードを表示して受け取る」をタップ
- リクエスト金額を追加をタップして金額を入力
- QRコードを読み取ってもらう
もちろん個人送金の場合も手数料などはかかりません。
オンライン決済にも対応
2019年2月からオンライン決済にも対応し、更に使いやすくなりました。
オンライン決済可能となったのは下記の2つです。
- Yahoo!ショッピング
- ヤフオク!
2019年4月からは「LOHAO」でも利用可能になる予定です。
今までは実店舗のみでしか使えなかったのがデメリットでしたが、オンライン決済可能となったことでより活用の幅が広がりました。
今はYahoo!ショッピングを活用している方も多くなってきたので、これは嬉しいメリットですよね。
随時開催されるキャンペーンがお得
PayPayのキャンペーンは魅力的なキャンペーンが多いです。
現在は終了していますが、2018年12月4日から行われていた第1弾の「100億円あげちゃうキャンペーン」はかなり話題になりましたよね。
このようにお得なキャンペーンが随時開催されるのは大きなメリットです。
この他にも
- 初回登録で500円プレゼント
- 5,000円チャージで1,000円相当プレゼント
などなど、常に開催されているキャンペーンもあるのでPayPayのキャンペーン情報は見逃せません。
PayPay決済で還元率0.5%
PayPay決済の最大のメリットは利用金額0.5%の「PayPayボーナス」が還元される点です。
PayPayボーナスは翌月の10日以降に還元され、通常のPayPay残高と同様に利用することができるます。
実質0.5%のキャッシュバックと言えるでしょう。※ただし個人送金には利用不可
PayPayボーナスはPayPay残高を利用した際に、優先的に支払いに充てられます。
また、PayPayボーナスに関しては有効期限は実質無期限です。
正確には残高が変動した日から2年間となっていますが、2年間で1回でもPayPayを利用すれば更新されるので、期限切れのリスクはほぼありません。
ただし、PayPayボーナスの上限は、毎月5000円までです。(一人あたり)
なので、100万円以上利用するとポイントは付与されないので注意しましょう。
実際にPayPayを利用して買い物してみた感想
実際に筆者である管理人もPayPayのお得なキャンペーンが実施されていた第1弾の「100億円キャンペーン」では本当にポイントが貰えるのか気になり、PayPayを利用して購入してみました。
購入したのは「Apple Watch3」。購入場所は都内のビックカメラです。
第1弾の「100億円キャンペーン」では、購入金額の20%が還元されるキャンペーンで、ポイント還元の上限はありませんでした。
なので、凄い人だかり。
新宿などのビックカメラではお目当てのApple Watchがないという異常事態に。
ゲットしたのは池袋のビックカメラでした。
支払い金額は「52,693円」。これの20%なので10,538円が付与される予定。
この時の付与までの期間は、公式サイトでは下記のようになっていました。
2018年12月4日から2019年1月1日午前9時までのキャンペーンの景品や特典(注1)として、付与予定日が2019年1月10日前後となっているPayPayボーナスは、残高明細において「PayPay残高付与の処理中」と表示されております。
この1月10日前後に付与予定のPayPayボーナスについては、2019年1月8日(火)から1月10日(木)にかけて順次、PayPay残高に付与いたします。
では、実際に付与されたのか。こちらの画像をごらんください。
確認したのは1月13日でしたが、しっかりと20%が付与されていました!
個人的にはあまりに高い還元率だったのでもしかしたら付与されないかも?と思っていたのですが、無事に付与されてよかったです。
新規登録時に貰える500円も付与されてましたし。
ただ、これはあくまでも過去のキャンペーンの結果なので、今現在行っているキャンペーンとはポイントの条件などは変わってきます。
ポイントが付与されない!ということにならないためにも、しっかりとキャンペーン内容は確認するようにしましょう。
PayPayの使い方は簡単?4つの流れで解説
「メリットなどを知って便利には感じるけど、使い方がわからない…」
そんな方の為にここではPayPayの使い方を4つの段階に分けて解説します。
決して難しい操作はないので、誰でも簡単に使えるはずですよ!
PayPayの登録方法は2通り
PayPayを利用するにはアカウントの登録が必要です。
アカウントの登録方法は
- PayPayで新規登録
- Yahoo!JapanIDで新規登録
の2通り。
それぞれの登録方法を下記で解説します。
PayPayで新規登録
まずはPayPayアプリをダウンロード。
アプリを起動して携帯電話番号とパスワードを入力して「新規登録」ボタンをタップ。
最後にSMSで届いた4ケタの認証コードを入力する。
PayPayで新規登録するにはこの3つの流れで登録完了です。
アプリをダウンロードしてしまえば、登録方法はシンプルなので誰でもできますね!
Yahoo! Japan IDで新規登録
- PayPayアプリをダウンロード
- アプリを起動して「Yahoo!JAPAN IDで新規登録」ボタンをタップ
- 「上記に同意してはじめる」をタップ
- ID・携帯電話番号・メールアドレスのいずれかを入力して「次へ」
- 確認コードを入力して「ログイン」
- 電話番号を入力して「電話番号を確認してSMSを送信」
- SMSで届いた4ケタの認証コードを入力する
Yahoo!JapanIDでの登録方法は上記の通りです。
もちろん事前にYahoo!JapanIDを取得しておかなければいけませんが、Yahoo!japanIDは無料で誰でも取得することができます。
PayPayへのチャージ方法
PayPayへチャージするには事前設定が大事です。
なかなか初めてPayPayを利用する場合には難しい設定なので、ぜひ参考にしてください。
下記で連携方法からチャージ方法までを解説します。
1.Yahoo!JapanIDと連携
PayPayにチャージするにはYahoo!ウォレットに予期払い用口座を登録する必要があるので、連携が必須になります。
- アプリを起動して「アカウント」タブをタップ
- 「詳細を見る」をタップ
- 「Yahoo! JAPAN IDと連携する」をタップ
- 「上記に同意して連携する」ボタンをタップ
以上の流れでYahoo!JapanIDとの連携が完了します。
2.チャージする銀行口座を追加
チャージする銀行口座を追加する方法は以下の手順です。
- アプリを起動して「残高」タブを選択
- 「残高にチャージ」をタップ
- 「銀行を追加してください」をタップ
- 「銀行口座を追加する」を選択
- 金融機関を選択
- 利用規約を最後までスクロールして「同意する」をタップ
- 銀行口座の情報を入力して「次へ」
- 口座名義・住所などを入力して「XXXX銀行へ」をタップ
ここまで入力すれば、後は画面の案内に従うだけで口座の追加を完了できます。
3.チャージ方法
事前設定が完了していれば、チャージするのは簡単です。
- アプリを起動して「残高」タブを選択
- 「残高にチャージ」をタップ
- チャージ金額を入力
- 「チャージする」ボタンをタップ
以上でチャージは完了します。
難しいのは事前設定だけなので、事前設定さえクリアしてしまえば特に問題はないでしょう。
PayPayの決済方法は2通り
PayPayの決済方法は
- スキャン支払い
- コード支払い
の2通りあります。
スキャン支払いはお店に設置してあるQRコードをスキャンする決済方法で、コード支払いはアプリ上に表示されるバーコードを店員さんに読み取ってもらう方法です。
スキャン支払いの方法
- アプリを起動して「支払う」タブを選択
- 「スキャン支払い」をタップしてQRコード読み取り画面を表示
- 店舗に設置してあるQRコードを読み取る
- 金額を入力して「支払う」ボタンをタップ
スキャン支払いは以上の4つの手順で完了です。
コード決済の方法
- アプリを起動して「支払う」タブを選択
- アプリ上に表示されたバーコードを店員さんに見せる
コード決済は以上の2つの手順で簡単かつスムーズに決済可能です。
PayPayの解約は現在連携解除のみ
現在PayPayの解約はできません。
登録後使わなくなった場合、PayPayではYahoo!JapanIDとの連携解除、クレジットカードの解除、ログアウトを推奨しています。
Yahoo!JapanIDの連携解除方法
- アプリ内「アカウント」タブをタップ
- 「詳細を見る」をタップ
- 「Yahoo! JAPAN IDの連携を解除する」をタップ
- 「上記に同意して連携する」ボタンをタップ
クレジットカードを削除する方法
- アプリ内「アカウント」タブをタップ
- 「お支払い方法の管理」を選択
- クレジットカードを選択してゴミ箱アイコンをタップ
- 「削除する」をタップ
PayPayからログアウトする方法
- アプリ内「アカウント」タブをタップ
- 「ログアウト」を選択
- 「ログアウト」をタップ
以上で完了です。
基本的にログアウトしていれば間違って利用してしまった!ということもおそらくないので、心配であれば常にログアウト状態にしておきましょう。
PayPayを利用する際のデメリットはある?
PayPayを利用する上で、デメリットととれる部分もあります。
メリットとデメリットを照らし合わせ、PayPayが自分の生活の中で便利に使えるか考える参考にしてください。
主なデメリットは下記の3つです。
- チャージ方法が限られている
- PayPay残高は他の支払い方法と併用できない
- 利用できるお店が少ない
チャージ方法が限られている
PayPayへのチャージ方法は銀行かYahoo! Japanカードの2択だけです。
PayPay残高にチャージできるクレジットカードは、本人認証サービス(3Dセキュア)を登録済みのYahoo! JAPANカードのみです。
(引用元:PayPay公式サイト)
銀行の場合、メガバンク三菱UFJ銀行にしか対応していません。
ただ、チャージはできなくてもクレジットカードを登録することは可能です。
いまいちわかりにくいですが
という形で支払われます。
Yahoo! Japanカード以外ではチャージはできないものの、決済は可能ということです。
実際にこのように他のクレジットカードでも登録することはできます。
PayPay残高、Yahoo!マネー残高が足りない場合は、登録クレジットカードで支払われます。
ただあくまでチャージ方法としては銀行かYahoo! Japanカードのみです。
PayPay残高は他の支払い方法と併用できない
PayPayの次のデメリットが他の支払い方法と併用できないところ。
例えばPayPay残高に500円入っていて501円の商品を購入。
500円分をPayPay残高で支払って、残りをクレカ払い…。
という方法はできません。
PayPayを利用する場合はPayPay残高内の支払いしかできないのです。
利用できるお店が少ない
PayPayはまだ始まって間もないサービスです。
その為、現時点では使えるお店が限られ、店舗もそこまで多くありません。
オンライン決済が可能になったことでかなり使える幅は広がりましたが、それでも実店舗が少ないのは痛いところです。
しかしPayPay導入店舗は急速に増えているので、近い将来このデメリットは解消されるでしょう。
PayPayと相性が良いクレジットカードは?どれがおすすめ?
PayPayを更にお得に利用するにはクレジットカード払いは欠かせません。
クレジットカードを払いすることで、PayPayの0.5%還元+クレジットカードのポイントもつきます。
例えば還元率1.0%のクレジットカードを利用した場合、単純計算で1.5%の還元をうけることができますよね。
では、クレジットカードの中でも特にPayPayと相性が良いクレジットカードを3つ紹介します。
Yahoo! Japanカード(ヤフーカード)
Yahoo! Japanカードの基本情報 | |
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年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード年会費 | 500円 |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
還元率 | 1.0% |
- PayPayに登録できる唯一のJCBブランド
- PayPay残高にクレジットチャージ可能
- Yahoo!ショッピング利用でポイント3倍
PayPayと紐づけて利用する上で一番相性が良いのはYahoo! Japanカードです。
JCBブランドで唯一PayPayに登録可能な点や残高へのクレジットチャージできる点など、PayPayを使う上で一番便利に使えるクレジットカードと言えます。
Yahoo! Japanカード自体のポイント還元率も最大で3.0%と高く、Yahoo!ショッピングではポイントが3倍。
通常でも1%あるので、PayPayと組み合わせることで1.5%の還元率になります。
2019年2月からPayPayでYahoo!ショッピングのオンライン決済も可能となっているので、Yahoo!ショッピングを多く利用する人には特におすすめです。
Yahoo! Japanカードの詳しい解説は下記の記事で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
リクルートカード
リクルートの基本情報 | |
---|---|
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 新規発行手数料1,000円 |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
還元率 | 1.2% |
- 通常ポイント還元率が1.2%と高い!
- ポイントはPontaポイントに交換可能!
リクルートカードの還元率は通常ポイント還元率が1.2%と高還元率なので、PayPayと合わせれば合計1.7%の還元率になります。
リクルートカードに貯まったポイントはPontaカードに等価で交換することも可能。
特にクレジットカードのポイント貯めたいのであればリクルートカードがおすすめです。
ただし、JCBカードは登録することができないので発行する場合は、VISAやMasterCardにしましょう。
リクルートカードの詳しい解説は下記の記事で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
楽天カード
楽天カードの基本情報 | |
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年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード年会費 | 540円 |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB、AMEX |
ポイント還元率 | 1.0% |
- どこでも使いやすい完全無料のカード!
- 楽天市場では最強!
年会費無料のクレジットカードでも特に人気が高いの楽天カード。
楽天市場で利用すると、ポイント還元率は3倍に。またそれ以外の楽天グループでの利用でもポイントアップが多数あります。
PayPayとの相性という意味ではそこまで高くはないですが、楽天市場を利用するなら間違いなくておすすめ。
海外旅行傷害保険なども付帯していますよ。
楽天カードの詳しい解説は下記の記事で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
PayPayはまだサービス開始されてから間もないサービスですが、急速に広がりを見せています。
もしかしたら近い将来PayPayが主流になる日もくるかもしれません。
PayPayの使い方を知っていればそんな時代が来てもすぐに対応できるでしょう。
世の中の流れに乗り遅れないように、是非今回の記事を参考にしてくださいね。