クレジットカードというと、素材はプラスチックが有名です。
ですが、唯一金属で作られたクレジットカードがあります。
それは、ラグジュアリーカード。
金属でできているため、カード一枚につき21gも重さがありますが、ステータスが高いので憧れる人は少なくありません。
今回は、そんなラグジュアリーカードについて解説します。
目次
ラグジュアリーカードの特徴
ラグジュアリーカードとは、新生銀行のアプラスが発行しているクレジットカードです。
このカード最大の特徴は、材質がチタンだということ。
通常のクレジットカードはプラスチックで作られていますから、特殊ですよね。
このラグジュアリーカードは、BlackCard社がアメリカで富裕層向けに発行されているクレジットカードです。
それを、日本の新生銀行が提携発行しているということになります。
富裕層向けなので、年会費もかなり高いです。
最低金額でも5万円はかかりますからね。
また、通常のカードランクとは違うのもラグジュアリーカードの特徴です。
普通は、
- スタンダード→ゴールド→プラチナ→ブラック
ですが、ラグジュアリーカードでは
- チタンカード→ブラックカード→ゴールドカード
となっています。
通常とは違いますから、注意しましょう。
ラグジュアリーカードのポイントプログラム
ラグジュアリーカードには、ポイントプログラムが設定されています。
通常の還元率は1,000円につき1ポイントで0.5%と低めなのですが、ポイントプログラムを利用すればもう少し還元率をアップさせることができます。
海外で利用する
ラグジュアリーカードを海外で利用すると通常のポイント2倍のポイントがもらえます。
なので、還元率は1%です。
よく海外へ行く人はラグジュアリーカードを使いましょう。
年間100万円以上利用する
ラグジュアリーカードで、100万円以上の買い物をすると国内利用でのポイントがアップします。
カードの種類によって変わりますが、以下の通りです。
- チタンカード 最大1.5倍
- ブラックカード 最大2倍
- ゴールドカード 最大3倍
富裕層向けのクレジットカードですから、作る人は簡単に100万円を超える人も多いかと思います。
一応月換算してみると、約8.3万円使えば到達できる金額です。
よりポイントが欲しい人は、100万円以上を狙ってみてください。
ポイントモールはなし
通常のクレジットカードには、大体ポイントモールがあります。
ポイントモールを経由してネットショッピングをすると、たくさんポイントがもらえるという仕組みです。
しかし、ラグジュアリーカードにはポイントモールがありません。
ポイントがたくさん欲しいのなら、ポイントアップ条件をクリアすることが大切ですね。
そうして貯めたポイントは、マイルや景品に交換することができます。
- Amazonギフト券
- JCBギフト券
- 人気プレミアムワインを本数限定で案内
ほんの一部ですがこのようなところに引き換えられます。
さすが富裕層向けだけあって、景品もリッチです。
ラグジュアリーカードから発行されているクレジットカード
ラグジュアリーカードから発行されているカードは、現在3種類です。
- チタンカード
- ブラックカード
- ゴールドカード
では、順番に見ていきましょう。
チタンカード
- グローバルコンシェルジュが利用できる
- VIPトラベルが利用できる
- 特別優待や特典が付帯
- TOHOシネマズの優待利用ができる
- 法人口座決済に利用できる
一般カードに分類されるクレジットカード。
年会費は5万円と割高ですが、ラグジュアリーカードでは最低価格です。
ブラック・ゴールドは無理!という人でも頑張れば維持できそうかも。
ブラックカード
- グローバルコンシェルジュが利用できる
- VIPトラベルが利用できる
- 特別優待や特典が付帯
- 法人口座決済に利用できる
通常なら、ゴールド(プラチナ)に分類されるカードです。
年会費は10万円と、チタンカードの2倍も高くなっています。
ただ、見た目は完全に最上級のブラックカードなので、周りを驚かせるのには使えそうです。
ただ、それだけの価値があるかどうかは使う人によって違うかと。
ゴールドカード
- グローバルコンシェルジュが利用できる
- VIPトラベルが利用できる
- 特別優待や特典が付帯
- 法人口座決済に利用できる
ラグジュアリーカードの中では最上級のカードです。
年会費は20万円。普通の人は無理です。w
ただ、他社のブラックカードとなると100万円以上かかるものもありますから、それと比べると安いんですけどね。
最上級のラグジュアリーカードを持ちたい人向けです。
3枚の特典はほぼ同じ
見ての通り、3枚とも特典はほぼ同じです。
通常のカードなら違う点はたくさんあるんですけどね。
そこで、ラグジュアリーカード3枚に関するメリット・特典をまとめました。
ラグジュアリーカードの特典・メリット
そこで、3枚のラグジュアリーカードの特典・メリットをピックアップしました。
- グローバルコンシェルジュの利用が可能
- プライオリティパスの発行が可能
- 国内外旅行傷害保険が付帯
- 個人賠償責任保険が付帯
- TOHOシネマズの優待利用ができる
- World Elite Mastercard®が利用可能
- 法人用口座決済ができる
では、順番に見ていきましょう。
グローバルコンシェルジュの利用が可能
ラグジュアリーカードでは、グローバルコンシェルジュが利用できます。
グローバルコンシェルジュとは、国内外どこでも24時間使えるサービスのこと。
- レストランの予約
- 旅行のプラン
- ギフトの購入サポート
このようなことが依頼できます。
いわゆる、秘書のようなサービスですね。
通話だけでなくメールでも対応してくれるので、便利かと。
プライオリティ・パスの発行が可能
ラグジュアリーカードでは、空港ラウンジが利用できます。
回数制限はありますが、無料で過ごせるため使い勝手のいいサービスです。
そんな空港ラウンジには、プライオリティ・パスがあります。
日本国内だけでなく、国外にもある空港ラウンジが利用できるサービスのこと。
通常は300ドル程度の年会費がかかりますが、ラグジュアリーカードでは無料で利用できます。
よく海外へ行く人は持っておいてもいいかと。
国内外旅行傷害保険が付帯
ラグジュアリーカードには、国内外の旅行傷害保険が付帯されています。
金額は、3枚とも同じのようです。
海外旅行傷害保険(自動付帯)
傷害の種類 | 補償金額(本人) |
死亡・後遺障害補償 | 最高1億2千万円 |
治癒費用 | 200万円限度 |
疫病の賠償費用 | 200万円限度 |
賠償責任 | 最高1億円 |
携行品の損害 | 100万円限度 |
救援者費用等 | 500万円限度 |
国内旅行傷害保険(自動付帯)
傷害の種類 | 補償金額(本人) |
死亡・後遺障害補償 | 最高1億円 |
入院費用補償 | 5,000円/日 |
通院費用補償 | 3,000円/日 |
最高1億円というところが頼もしいですね。
ちなみに、国内外旅行傷害保険は旅行代金をラグジュアリーカードで支払った場合に、最高1億円保証してくれるようです。
サブカードを持っている人は注意しましょう。
また、航空機遅延保険も付帯されています。
飛行機が遅れてしまった場合に支払われる保険ですね。
他社のクレジットカードにも付帯されている保険です。
ただ、ラグジュアリーカードのすごいところは、チャーター機などを手配してもらうことができるところです。
必要なときに必要なサービスを手配して利用してみてください。
個人賠償責任保険が付帯
ゴールドカードに付帯されている特典です。
国内でトラブルが発生した際、法律上の賠償責任保険を1億円まで付帯してもらえます。
TOHOシネマズの優待利用ができる
ラグジュアリーカードは、様々な店の優待利用ができます。
そのうちの一つにTOHOシネマズが。
毎月1回のみ無料で映画を見ることができますし、座席もラグジュアリーカードが手配してくれます。
映画好きの人に必見なサービスです。
World Elite Mastercard®が利用可能
World Elite Mastercard®とは、Mastercard最上級のブランドです。
ラグジュアリーカードは、日本国内で初めてWorld Elite Mastercard®を採用した会社でもあります。
最上級のブランドが欲しい人にはぴったりなカードでしょう。
法人用口座決済ができる
ラグジュアリーカードは、法人用の決済に使うこともできます。
出張経費や交際費を支払いましょう。
ただ、個人的にはそこまで年会費の高いクレジットカードを法人用にしなくてもいいのでは?と思いますけどね。
もっと年会費が安くて法人用の特典が豊富なクレカはありますから。
ラグジュアリーカードのデメリット
メリットが多いラグジュアリーカードですが、デメリットもあります。
- 年会費が高い
- カード決済できないことがある
この2点です。
年会費が高い
ラグジュアリーカードは、年会費が5~20万円とかなり高額です。
なので、主婦や学生では取得することはまず不可能。
維持費もかなりかかりますから、持ってからのことを考えることも大切ですね。
カード決済できないことがある
ラグジュアリーカードは、金属製が売りの一つです。
ですが、金属製ということでカード決済できない場合があります。
特に、古い端末を使っているお店や一部のATMでは使えないと思いますから、サブカードを用意しておくのがベストかと。
ラグジュアリーカードの年会費を考えると、無料のほうがいいですね。
ラグジュアリーカードとMUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードの比較
ラグジュアリーカードはステータスが高いクレジットカードです。
では、ブラックカードやプラチナカードと比較するとどっちが使いやすいのでしょうか。
ただ、ブラックカードやプラチナカードは情報が非公開なことが多いため中々判断しづらいです。
今回は、インビテーションでないUFJニコスのプラチナカードとブラックカードを比較してみました。
ラグジュアリーカード(ゴールド) | MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード | |
年会費 | 10万円 | 2万円 |
ポイント還元率 | 0.5%~ | 1.5%~ |
国際ブランド | Mastercard | アメックス |
付帯保険 | 国内外旅行傷害保険 個人賠償責任保険 航空機遅延保険 | 国内外旅行傷害保険 航空機遅延保険 ショッピング保険 犯罪被害障害保険 |
特典 | 一部の店舗を優待利用できる 24時間365日コンシェルジュサービスが利用できる | プラチナコンシェルジュサービス ゴルフ場予約代行サービスが利用可能 |
このようになりました。
コスパがいいのはニコスですが、保険などがお得なのはラグジュアリーカードです。
どちらもステータスは高いですから、自分がいいと思えたカードを発行してみてください。
ラグジュアリーカードの審査基準
ラグジュアリーカードは、非常に年会費が高いため審査基準も難しいとの噂です。
安定した収入や社会的地位がないと通らないとのこと。
ただ、チタンカードなら2枚に比べるとまだ通りやすいようですよ。
おっしゃー!
ラグジュアリーカード審査とおった!— あおき (@aaookkii1117) 2017年5月11日
ラグジュアリーカードのチタニウム審査通って草
— 🌸梅桜(ume)🌸 (@umexanadu) 2017年6月12日
半分ネタで申し込んだら、通った人もいるようですね。
挑戦するつもりで申し込んでみるのもいいと思いますよ。
まとめ
ラグジュアリーカードは、特殊なクレジットカードです。
年会費も高いですから、審査に合格するためにはそれなりの収入や地位が必要かと思います。
我こそはと思う人は、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。