ある程度大きめな都市に住んでいるのであれば、パルコは誰でも一度は行ったことのあるショッピング施設。
中には、買い物は絶対PARCO!という人も多いのではないでしょうか?
そんなパルコがとてもお得になるPARCOカードはご存知ですか?
持っているだけで、
「買い物がお得になる!」
「嬉しい特典も受けられる!」
というPARCOカードの魅力やメリット、デメリットをご紹介します。
普段からPARCOを頻繁に活用している方にとっては、所持しておいて損はないカードですよー。
目次
PARCOカードの特徴やメリット
PARCOカードは、パルコとクレディセゾンが提携して発行するカードで、発行元はクレディセゾンとなります。
国際プランドは
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express(アメリカン・エキスプレス)
の4つです。
パルコで、年間10万円以上のカード利用をすれば「PARCOカード・クラスS」にグレードアップし、パルコでの買い物がさらにお得になるというメリットがあります。
パルコ好きな人は、絶対に持っていたいクレジットカードです。
また、パルコで買い物の際は、サインレスで使うことができます。
時間がある時ならいいですが、時間がないときのサインってぶっちゃけめんどくさいですよね。
これも何気に嬉しいサービスです。
年会費は無条件でずっと無料!
PARCOカードは、無条件で年会費永年無料です。
国際ブランドをAmerican Express(アメリカン・エキスプレス)にした場合は、年会費は3000円となります。
この場合は、旅行傷害保険なども付帯するので、年会費は有料になるもののカード自体の価値は上がります。
ただ、PARCOカードはパルコでの特典や優待サービスに特化したクレジットカードとなるので、年会費を支払って持つよりも、年会費無料のVISA、Mastercard、JCBの中から選んでパルコ専用カードとして保有することがおすすめです。
家族カードとETCカード
PARCOカードには家族カードの発行はありません。
もしも家族も保有したいというのであれば、それぞれで申請する必要があります。
PARCOカードの優待特典には、保有者本人のみしか受けられないものもたくさんありますので、一人一人保有するのも良いでしょう。
ETCカードは、発行されるまでに少々時間がかかりますが、VISA、Master card、JCB、アメリカン・エキスプレスのいずれであっても、年会費、発行手数料無料で持つことができます。
なので、常日頃から、車で遠出などをするのであれば、ETCカードも同時に申し込みをしてしまった方がいいですね。
ETCにすることでの特典などもたくさんありますからね。
PARCO各店舗の優待サービスが受けられる
PARCOカードを持っていれば、パルコ各店舗の優待サービスを受けられます。
札幌
- 一店舗につき2000円以上をPARCOカード利用で買い物すれば、駐車場が通常60分無料のところ90分まで無料
- 5000円以上なら120分まで無料に。また、レストランやカフェなら2000円以上の利用で60分無料
- ディノスシネマズ札幌劇場での映画鑑賞が、PARCOカード提示で一般料金が200円の割引に
仙台
- 9Fのレストランフロアにて、PARCOカード提示で、ドリンク一杯無料などの優待サービスあり(店舗によって異なる)
渋谷
- PARCOカードで2000円以上利用すれば、駐車場代が2時間無料
- パルコミュージアムの入場料が半額
- シネクイントの映画料金が特別料金に
調布
- PARCOカードで1500円以上利用すれば、駐車場が2時間無料、3000円以上の利用なら3時間無料
- 調布クレストンホテルを利用する際、予約時にPARCOカードを利用する旨伝えれば宿泊料金が20%オフ
池袋
- 池袋HUMAXでの映画鑑賞は、PARCOカード提示で1800円の一般料金が1500円に
千葉
- 京成ローザでの映画鑑賞が、PARCOカードの提示で一般料金が300円、学生料金が200円の割引
- 千葉劇場での鑑賞なら、PARCOカード提示で一般料金が500円、学生料金200円の割引になります。
名古屋
- PARCOカード提示で、駐車場の延長料金30分が無料
- パルコギャラリーの入場料が半額
- センチュリーシネマでの映画鑑賞が、PARCOカード提示で一般料金200円の割引(対象作品、日程有り)
などなど、全国のパルコ各店舗や周辺施設のでの優待がありますので、お近くのパルコの優待特典をチェックして、お得に利用するのもおすすめです。
ポイント還元率と有効期限
PARCOカードのポイントは、1000円につき1ポイントです。
この1ポイントは、5円相当ですので還元率は0.5%になります。
還元率としては、正直高くありませんが、パルコでの買い物の際5%オフになるサービスもありますし、ポイントに有効期限がないというメリットもあります。
PARCOカードはクレディセゾンと提携していますので、このポイントはクレディセゾンが展開する「永久不滅ポイント」となります。
貯まっていくポイントに有効期限がなく、ポイントの交換先も様々ですので、基本のポイント還元率は高くないものの、損をしてしまうような事も少ないでしょう。
入会後1年間は、いつでも5%オフ
PARCOカードに入会すると、その後1年間はパルコでの買い物がいつでも5%オフになります。
ショッピング好きな人には、かなりお得なメリットとなります。
9800円の商品だったら490円、19800円なら990円の割引となると、けっこうお得です。
翌日のランチ代くらいにはなりますよね?
年間10万円を利用したとすれば、5000円も特になります。
5,000円もあれば、少し良いところの居酒屋などで飲めたりしますよね。
年間10万円以上の利用でランクアップ
パルコで年間10万円以上の利用をすると「PARCOカード・クラスS」にグレードアップします。
このクラスになると、パルコでのショッピングが1年間いつでも5%オフですることができます。
入会後の1年間は無条件で5%オフですから、この1年でたくさん買い物をすれば次の年も1年間5%オフ。
2年間ずっと5%オフならいつもの買い物がかなりお得になります。
年間で10万円ということは、月に約8,333円です。
普段からパルコで買い物を済ませている方にとっては、そこまでハードルは高くないので、簡単に「PARCOカード・クラスS」にグレードアップできると思います。
iDとQUICPayも使える
PARCOカードは、電子マネーのiDとQUICPayも使えます。
この二つは、おサイフケータイとなりますので、おサイフケータイ対応の機種をお持ちであれば、会計時は専用端末にケータイをかざすだけで簡単に買い物ができます。
また、PARCOカードでnanacoや楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAへのチャージをすることもできますが、nanacoと楽天Edyはポイント付与の対象外です。
もしnanacoを活用して、税金や公共料金を支払ってお得にポイントを貯めたいのあれば、他のクレジットカードをサブカードにして持つといいでしょう。
旅行傷害保険はアメリカン・エキスプレスのみ
PARCOカードは、国際ブランドをVISA、Master card、JCBにした場合は旅行傷害保険が付帯しません。
年会費が3000円かかるアメリカン・エキスプレスにした時のみ、海外、国内の旅行傷害保険が付帯します。
この場合、海外は自動付帯、国内は利用付帯となります。
- 自動付帯:PARCOカード(アメリカン・エキスプレス)を保有しているだけで、適応される保険形態
- 利用付帯:旅行代金などをPARCOカードで決済した時のみ適応される保険形態
補償内容は下記の通りです。(家族にもしっかり補償がされます。)
海外旅行傷害保険
傷害の種類 | 補償金額(本人) | 補償金額(家族) |
死亡・後遺障害補償 | 最高3,000万円 | 最高1,000万円 |
治癒費用 | 300万円限度 | 300万円限度 |
疫病の賠償費用 | 300万円限度 | 300万円限度 |
賠償責任 | 3,000万円限度 | 3,000万円限度 |
携行品の損害 | 30万円限度 | 30万円限度 |
救援者費用等 | 200万円限度 | 200万円限度 |
家族も補償され、しかも補償内容はかなり手厚くなっています。
国内旅行傷害保険
- 障害、後遺傷害補償:3000万円 家族1000万円
- 入費用補償:本人、家族ともに5000円/日
- 通院費用:本人、家族ともに3000円/日
こちらも家族までしっかり補償されますが、手術費用補償がないのは、ちょっと微妙です。
また、これらの補償はアメリカン・エキスプレスのみですので、年会費無料でPARCOカードを持ちたい場合は、補償は付きません。
その場合は、無料で持つことができるクレジットカードをサブカードで持つとより安心に旅行にいくことができるでしょう。
自動付帯付きの無料のクレカはこちら
ポイントをお得に貯める、使う
PARCOカードは、パルコでの買い物が5%オフになったり、全国のパルコや周辺施設での優待があったりとパルコ関連での利用がお得になるクレジットカードです。
簡単にいえば、特化パルコ!
そのため、他のクレジットカードのようにポイントが貯まりやすいサービスがたくさんあるというわけではありません。
ポイント還元率が0.5%ですので、パルコ意外の加盟点での利用ではお得感はあまりありませんが、ポイントの交換先は豊富ですので、貯めたポイントは有効活用していきましょう。
ネットショッピングを利用する際は、「セゾンポイントモール」を経由すればショップによっては、ポイント30倍ということもあるのでネットショッピングをする時は忘れず経由して買い物しましょう。
提携店は500店以上もあるので、ショップ選びに困ることもありません。
貯めたポイントは、豊富な交換先でお得に使えます。
ちなみに、ポイント交換は会員サイト「Netアンサー」から簡単に行うことができます。
PARCOカードで貯めたポイントは、永久不滅ポイントですが、交換は24時間いつでも簡単に使用することができます。
他ポイントやマイルにもに交換可能
PARCOカードで貯めた永久不滅ポイントは他のポイントと交換することができます。
主なポイント交換先と必要ポイント数は下記の通りです。
- 100ポイントで、Tポイント450ポイントと交換
- 200ポイントで、dポイント1000ポイントと交換
- 200ポイントで、au WALLETポイント1000ポイントと交換
- 200ポイントで、nanacoポイント1000ポイントと交換(期間限定)
また、ポイントをマイルに交換することもできます。
200ポイントでJALマイル500マイルと、200ポイントでANAマイル600マイルと交換することができます。
優待券やギフトカードと交換
PARCOカードで貯めたポイントをギフトカードなどに交換できるので、自分で使うも良いですし、誰かへのプレゼントとしてギフトカードを利用するのもおすすめです。
主なギフトカード交換先と必要ポイント数は下記の通りです。
- 200ポイントで、すかいらーく優待券1000円分
- 400ポイントで、モスカード2000円分
- 200ポイントで、ベルメゾンお買物券1100円分
- 200ポイントで、ぐるなびギフトカード1000円分
- 200ポイントで、Amazonギフト券
支払いに利用するのもお得
貯まったポイントは200ポイントから、支払いに利用することができます。
200ポイントを利用すれば、支払い金額から900円引くことができますので、こちらもお得です。
PARCOカードのデメリット
PARCOカードのデメリットとしては
- 通常の還元率が高くない
- 年会費が3,000円かかるアメックス以外では旅行傷害保険が付帯しない
この2つになります。
PARCOカードは、通常の還元率は0.5%なので、リクルートカードやYahoo! JAPANカードのような、1%以上ある高還元率カードに比べると、どうしても見劣りはしてしまいます。
また、国際ブランドをアメックスにしない場合は、旅行傷害保険が付帯しません。
ただし、旅行傷害保険に関しては、他の年会費無料のクレジットカードで旅行傷害保険が付帯しているものを合わせて保有すれば、簡単にカバーできるデメリットでもあります。
ほぼパルコのみで買い物をする方にとっては、絶対に持っておいて損はなくメインカードになるクレカですが、たまに買い物をするくらいであれば、メインカードではなくサブカードとして使った方がいいかもしれません。
審査はそこまで厳しくはない
いざPARCOカードを作ろうと思っても、気になるのは審査ですよね。
審査が厳しすぎて落ちてしまっては意味がありません。
PARCOカードを作るには、
18歳以上(高校生は除く)で、電話連絡可能な方なら、お申し込みになれます。
※20歳未満の方は親権者(または親)のご了承が必要です。
※審査によりお申し込みの意に添えない場合もございます。
公式ページでは、このように書いてあるので、高校生は持つことができません。
これはどのクレジットカードも同じです。
また、電話連絡が可能な方と書いてあるので、恐らく確認の電話ができる方でないと申し込みすることができません。
ただ、今時携帯電話を持っていない人の方が少ないので、これに関しては特に問題はないでしょう。
それに、18才以上であれば、主婦の方や大学生でも持つことができますし、収入に関しても厳しいことは書かれていません。
少し、厳しいクレジットカード会社だと、「安定した収入がある方」と表記されていることもあります。
そう考えると、そこまで審査のハードルは高くないカードと言ってもいいでしょう。
審査を厳しくして、審査落ちの人が増えてもクレジットカード会社としては、デメリットでしかありません。
ただし、以前にクレジットカードやキャッシングなどの遅延・滞納・延滞があった場合は、当然厳しくはなります。
もし審査に落ちてしまった場合は、過去に何やってなにか振り返ってみてください。
それらがないのであれば、恐らくほぼ審査は通るはずです。
まとめ
PARCOカードは、通常のポイント還元率がそこまで高くはないので、パルコ以外でも買い物をするのであれば、メインカードにするには心もとないです。
しかし、パルコで活用すれば、買い物などがいつでも5%オフになるサービスがあり、かなりお得に買い物をすることができます。
ネットショッピングなども、セゾンポイントモールを経由すれば、ポイントが最大30倍になることもあるので、うまく利用すればポイントも貯まっていきます。
それに、年間利用額10万円以上を目指せば、パルコでの5%オフもより長く続きます。
月に2~3回くらいパルコで買い物をする方は、アメックスにしない限りは無料で持つことができるので、持っておいて損はないクレジットカードですよー。