Suicaというと電車のイメージがありますが、最近様々なショップで、Suicaでの支払いが可能になってきています。
そんなSuicaがクレジット機能がついて「ビュー・スイカ」カードとなって発行されているのはご存知ですか?
Suica機能、定期券、クレジットカードが三位一体になった、おサイフの中もスッキリさせられるカードです。
ポイントの交換先も豊富な「ビュー・スイカ」カードのメリット、デメリットをご紹介します。
「ビュー・スイカ」カードの特徴とメリット
「ビュー・スイカ」カードは、JR東日本ブループが発行しているクレジットカードです。
国際ブランドは、VISA、JCB、Mastercardの3つから選ぶことができます。
年会費は、477円(税抜)ですが、常に電車を利用する人には、かなりお得なクレジットカードになります。
もし、年会費無料でビューカードを作る場合は、ビックカメラSuicaカードを選ぶといいでしょう。
「ビュー・スイカ」カードには、他のクレジットカードにはない定期券が一緒になるという特徴があります。
もちろんスイカ機能もそのままですので、定期券、スイカ機能、クレジットカードの3つが一緒にできる便利なカードです。
今はポイントカードや他のクレジットカードで財布がパンパンになっている人も多いはずです。
できればこのような一体型のカードを利用して、カードを減らすと財布の中もすっきりしますよ。
家族カードとETCカードは無料ではない
「ビュー・スイカ」カードは本人カードと同様に、家族カードの年会費も477円(税抜)かかります。
家族カードは無料なクレジットカードが増えているなか、年会費が掛かるのは少しデメリットです。
家族カードは最大で9枚まで発行することができます。大家族でも安心です。
ご家族も電車を利用する機会も多いという家庭は多いでしょうから、家族でお得に利用できます。
ETCカードの発行もできますが、こちらも年会費477円(税抜)です。
ETCカードも、維持費と発行手数料がかからないで作ることができるクレジットカードもあるので、そちらを活用した方が無駄にはなりません。
年会費等は、他のクレジットカードに比べると有料になってしまうので、正直お得感はありません。
ポイント還元率と有効期限
「ビュー・スイカ」カードのポイントは1,000円で2ポイントなので、還元率は0.5%です。
正直通常の還元率は普通で、高還元率のカードに比べると低いほうです。
しかし、それをカバーできるサービスも多々あります。
定期券や切符の購入、スイカへのチャージ時は、ポイント3倍で還元率は1.5%になります。
また、ウェブ明細ポイントサービス利用の場合は、毎月20ポイントがカード利用を一度でもすれば必ずもらえます。
20ポイントは、年間で600円相当ですので、実はこれで年会費である477円(税抜)をカバーすることができます。
有効期限は、2015年3月以降に獲得したポイントから、2年に伸びています。
2年あればほとんどポイントの消滅を考える必要はないはずです。
毎日の電車利用や駅構内のサービス、関連サービスなどでどんどん貯めて有効活用しましょう。
モバイルSuicaが使いやすい
スマートフォンやガラケーで使うことができる「モバイルSuica」がありますが、「ビュー・スイカ」カードを利用すれば、年会費を無料で使うことができます。
モバイルSuicaは、持っているだけで年会費が953円(税抜)かかります。
年会費が953円(税抜)は正直高いです。
それを、「ビュー・スイカ」カードと紐付けするだけで、年会費を無料にすることができます。
また、紐付けするだけでオートチャージも利用することが可能になるので、チャージする手間がなくなります。
オートチャージなら、わざわざ自分でチャージをする必要もないので、本当に楽ちんです。
チャージや定期券購入で還元率1.5%
「ビュー・スイカ」カードの通常ポイント還元率は、0.5%と低めです。
しかも1,000円利用毎でしかポイントが付与されません。
1,000円利用毎に2ポイントが通常です。そこまで高くはないですよね。
でも、Suicaへのチャージや定期券、切符の購入時は、その還元率は1.5%にアップします。
普段からJR東日本の電車などを活用しているのであれば、すぐにポイントが貯まります。
1.5%という還元率は中々ありませんからね。
電車を使う学生がいらっしゃるご家庭だとよりお得に貯めることができるでしょう。
定期券の購入やスイカへのチャージは、日常的に電車を利用する人にとっては、固定費も同然ですから、ポイントが貯まりやすくなります。
便利なオートチャージで毎日快適
普通、スイカなどへのチャージは自動券売機などにスイカを入れて、お金を入金をしたりして残高がなくなるたびにおこなわかければなりません。
オーとチャージなら、自動改札機に「ビュー・スイカ」カードをタッチするだけで、設定した残高を下回るごとに自動的にチャージされますので、残高を気にしたり面倒なチャージ作業も必要ありません。
オートチャージを3,000円以上に設定すれば、必ず200ポイントがもらえます。
1度オートチャージを使うと、自分でチャージすることがめんどくさくなるはずですよ。
Web明細ポイントサービスで毎月20ポイント
利用明細書の郵送をやめて、Web上で利用明細を確認できるサービス「VIEW’s NET」を利用して月に一度でもクレジットカードを利用すれば、毎月必ず20ポイントがもらえます。
20ポイントはおよそ50円相当になりますので、毎月1度でもクレジットカードを利用するだけで50円返ってくると思うとお得です。
上記でも説明しましたが、20ポイントは年間で600円相当ですので、これで年会費である477円(税抜)をカバーすることができます。
今は消費税が8%なので515円になりますが、それでも600円以内に収まるので、これでペイすることができます。
今はWeb明細が基本になっているクレジットカードも多くあります。
この機会にWeb明細に慣れておいてもいいかもしれませんね。
カラオケ、飲食代がカード提示で割引
カラオケのビックエコーを利用した場合、「ビュー・スイカ」カードを提示するだけで、カラオケルーム料金が、30%オフになります。
または、飲み放題プランの料金が10%オフ。
カードの提示だけで、30%、10%のオフはとてもお得です。
また、ビックエコーを運営する第一興商が展開する飲食店での割引も魅力です。
「ビュー・スイカ」カードを提示すれば飲食代が10%オフ、お昼はランチ代が50円引きです。
主なサービス対象店舗は下記のとおりです。(一部)
- 楽蔵、楽蔵うたげ
- アジアンダイニング 東風家
- 和洋創菜 びすとろ屋
- 海鮮個室 湊一や
- 炭火炙り とり蔵
- ABURI DINING 楽蔵
- イタリアン&スペインバル小麦~grano~
- HIT STUDIO 70’s
- 銀座珈琲店
などなど対象店舗はまだまだあります。
普段から、意識してこのような店舗を活用するといつの間にか、節約できて生活が少し楽になることだって考えられます。
どこがお得に使うことができるのか、近くにある店舗だけでもチェックしておくといいでしょう。
えきねっとを利用で更にポイントが貯まる
JR東日本が運営する「えきねっと」というサイトに登録すれば、新幹線とJR特急列車の指定席、自由席の申し込みが簡単にできます。
えきねっと会員限定の「えきねっとトクだ値」や「お先にトクだ値」などの割引サービスも利用できます。
このサービスは、1ヶ月前から予約できますが、「お先にトクだ値」なら最大で35%OFFになるという激得な割引サービスです。
土日などは、ほとんどすぐに埋まってしまいますが、平日などの混んでいない時間帯などは案外取ることができます。
そんなお得なえきねっとですが、「ビュー・スイカ」カードで申し込みをすると、「えきねっとポイント」と「ビューサンクスポイント」が同時に貯まります。
ポイントの2重取りができるってことですね。
えきねっとポイントはビューサンクスポイントに、交換することができるので無駄なく使うことができます。
「ビュー・スイカ」カードは、「えきねっと」を利用する人にとっては、とてもメリットが豊富なクレジットカードです。
旅行傷害保険は?
「ビュー・スイカ」カードには、海外、国内の旅行傷害保険が付帯しています。
海外は自動付帯、国内は利用付帯となります。
- 自動付帯:「ビュー・スイカ」カードを保有しているだけで適応される保険形態
- 利用付帯:旅行代金などを「ビュー・スイカ」カードで決済した時のみ適応される保険形態
補償内容は、他の年会費有料のクレジットカードに比べると、少々薄いです。
海外旅行傷害保険
- 障害死亡、後遺障害補償:500万円
- 障害治療費用補償:50万円
- 疾病治療費用補償:50万円
国内旅行傷害保険
- 障害死亡、後遺障害補償:1000万円
- 通院治療費用補償:1日2000円
- 入院治療費用補償:1日3000円
海外旅行傷害が自動付帯でついてくるのはお得ですが、補償内容に心配がある人は、他のクレジットカードや他保険などでカバーすると良いでしょう。
エスポカードやJCB EITであれば、年会費無料で海外旅行傷害が自動付帯でついてきます。
保険は補償が厚いほど安心するものなので、このようなカードを上手に利用していきましょう。
ポイントのお得な貯め方や使い方
通常ポイント還元率が高くない「ビュー・スイカ」カードですから、ただ使っているだけではそう多くポイントを貯めることはできません。
でも、VIEWプラスマークの付いた商品、サービスを利用することでポイントは3倍で還元率1.5%になります。
VIEWプラスマークでポイント3倍
VIEWプラスマークの付いた商品、サービスとは、上記にもある切符、定期券、スイカへのチャージのことですが、まだまだ他にもあります。
- 乗車券
- 特急券
- 回数券
- 特別企画乗車券
- 携帯電話等による「えきねっと」からのライナー券予約
- 定期券
- Suica定期券
- Suicaカード
- ビューカードによるSuica入金(チャージ)
- オートチャージ
- モバイルSuica(チャージ、オートチャージ、モバイルSuica特急券、モバイルSuica定期券、モバイルSuicaグリーン券)
- びゅう国内旅行商品 など
この対象商品、サービスを利用するれば、ポイント還元率は1.5%になります。
年会費を支払いたくないなら毎月20ポイントを必ずもらう
また、必ずやっておきたいこととしては、ウェブ明細ポイントサービスの利用です。
上記にもありますが、こちらを利用して毎月一度でもクレジットカード決済をすれば、必ず20ポイントもらえますので、逃せません。
これを利用すれば、年会費をペイすることができます。
ステージアップでボーナスポイントを狙う
年間の利用額に応じてボーナスポイントがもらえますので、それを狙ってポイント数をさらにアップさせるのもおすすめです。
ステージ | 前年度利用額 | ボーナスポイント |
ステージ30 | 30万円以上 | 100ポイント |
ステージ70 | 70万円以上100万円未満 | 500ポイント |
ステージ100 | 100万円以上150万円未満 | 1100ポイント |
ステージ150 | 150万円未満 | 2100ポイント |
これでポイント数が一気に増やすことができます。
ポイント交換先はチャージが1番だが種類は様々
貯めたポイントは、1ポイント2.5円ですが、1,000円利用毎に2ポイント(5円)が貯まっていきます。
このポイントは、400ポイント→1,000円分から交換することができます。
貯めたポイントはチャージに利用するのが最もおすすめですが、「ビュー・スイカ」カードのポイント交換先は豊富ですので色々検討してみるのも良いでしょう。
その他の交換等はこちら
- ギフトカードと交換
- 商品券と交換
- オリジナルSuicaペンギングッズと交換
- キッチン、リビンググッズと交換
- ビジネスグッズと交換
- アウトドアグッズと交換
- 様々な飲食物と交換
- Suicaへのチャージ
デメリット
電車を利用する方などには、便利でお得な「ビュー・スイカ」カードですがデメリットもあります。
1,000円利用毎のポイント付与
「ビュー・スイカ」カードのポイント付与は、1000円利用毎に2ポイントとなりますので、100円利用毎、200円利用毎にポイントが付与される他クレジットカードより、切り捨てられてしまう端数が多く出てしまいます。
例えば、1ヵ月間で300円の買い物を6回したとすると、合計1,800円でこの場合の獲得ポイント数は2ポイント、800円はポイント対象外となってしまってもったいないです。
100円利用毎だったら、せめて200円利用毎だったらと思いますよね。
このあたりは改善してほしい部分です。
ETCカードの年会費が有料
最近年会費無料のETCカードが多く出回る中、年会費477円(税抜)は、ちょっと高いです。
「ビュー・スイカ」カードそのものの年会費も有料で477円(税抜)ですが、ポイントなどでカバーできます。
ETCカードを無料で持ちたい人は、年会費無料で発行手数料もかからない、別のETCカードを発行するのも良いでしょう。
JR東日本やSuicaを活用しているなら◎
通勤などで電車を利用する人は本当に多いですし、そういった場合はほとんど毎日のことですから、「ビュー・スイカ」カードを一枚持っていればいつもの通勤に関わることが少しお得に変化します。
新幹線や特急列車の乗車券なども割引率がアップしますので、帰郷や遠出などもお得になります。
Suica機能、定期券、クレジットカード機能の3つが一緒になっているので、カードの枚数を減らすことも可能です。
Suicaへのチャージでは、1.5%のポイントが付くので、Suicaを使う人のためのクレジットカードといってもいいでしょう。
普段からJR東日本やSuicaを利用しているのであれば、「ビュー・スイカ」カードはフルでお得に使うことができるはずですよ。