航空会社は色々ありますが、その中でも有名なのはANAではないでしょうか。
青いマークが特徴的な飛行機ですよね。
そんなANAですが、ANAマイルが貯められるクレジットカードをいくつか発行しています。
国際ブランドや交通機関と提携を結んでいるので、ただ無料のANAマイレージクラブカードを発行するよりもお得に使えるんです。
そこで今回は、ANAマイルクレカの比較やおすすめのカードなどを紹介します。
よくANAを利用するという人や、これからANAマイルのカードを作ろうと思っていた人は参考にしてみてくださいね。
ANAマイルクレカとは
日本の航空会社といえば、ANAとJALが有名です。
そんなANAは、別の会社と提携を結んでクレジットカードを発行しています。
それが、ANAマイルクレジットカードというものです。
ANAマイルとは、日々の買い物で貯められるポイントのこと。
たくさん貯まると、航空券と引き換えたり、旅行の際のツアーの費用に充てたりできます。
つまり、貯まれば貯まるほどお得になるんですね。
ANAマイルクレカの選び方
そんなANAマイルクレジットカードですがたくさんの種類があります。
でも、ありすぎると今度はなにを選んで良いのかわからなくなってしまいますよね。
ということで、選ぶ時に気をつけるべきポイントをここでは紹介していきます。
保険
飛行機に乗る=どこかへ旅行をするという人も多いはずです。
そうなると、やはり保険はあるに越したことはありません。
旅行傷害保険や、航空遅延保険があるカードを優先的に選ぶといいでしょう。
ケガすることはないとしても、現地の食事や水が合わなくてお腹を壊すということは考えられますからね。
航空遅延保険もあったほうが便利です。
私ではありませんが、知り合いが国内に荷物を置き去りにされて散々な目に合ったという話も聞いたことがありますから…。
後からでもお金が支払われるなら、最悪な気分も多少は晴れるのでは?
電子マネー一体型
また、普段通勤で電車やバスを利用しているという人はSuicaなどが一体型になったものを選ぶべきです。
定期を購入するだけでもポイントが貯められますし、貯まったポイントはANAマイルに変換できますからね。
ちょっとしたことですが、ちりも積もれば山となります。
いざ、ANAの航空券を買う際には、大人1人分くらいの航空券が貯まるくらいには節約ができていると思いますよ。
マイル還元率
ANAマイルクレカの一番のメリットといえば、マイルが貯まるところです。
普段の買い物で貯められると、いざ飛行機に乗る時にマイルを支払えるので、交通費の節約にもつながります。
なので、普段から飛行機によく乗る人はできるだけマイルの還元率が高いものを選ぶべきです。
最低でも0.5%以上のものがいいかと思います。
0.5%以下だと、ちょっと貯まるのに時間がかかり過ぎますから。
特典
ANAマイルクレカだけでなく、全てのカードにいえることですが、特典が豊富なカードをおすすめします。
どのカードもメインの特典があるのですが、人によってはあまり使い勝手がよくない場合があります。
例えば、海外の店で買物をするとキャッシュバックがもらえるという特典がメインだとします。
よく海外へ行く人からすると、嬉しい特典ですが海外へ行かないと不要な特典ですよね。
もちろん、カードの特典は他にもありますが、それだと他のカードを作ったほうがお得なはずです。
なので、自分にあった特典が付帯しているかなどにも注目するようにしたいですね。
ANAマイルクレカの比較
上記のポイントを元に、おすすめのANAマイルクレジットカードをピックアップしてみました。
- ANA VISA Suicaカード
- ANAアメリカン・エキスプレス・カード(ゴールドカードも)
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
- ANA VISA一般カード
- ANA VISAワイドゴールドカード
ざっと挙げてもこれだけの量があります。多いですよね笑
まずは、順番にそれぞれの特徴を簡単に説明していきますので、どんなカードなのか参考までに見てみてください。
もっと詳しく知りたい人は、それぞれのカード詳細記事のリンク先を見てみてください。
では紹介していきます!
ANA VISA Suicaカード
ANAと電子マネーでおなじみのsuicaが一体型になったカードです。
→ANA VISA Suicaカードは格安な年会費でお得にマイルが貯まるカード!
発行元は大手銀行の、三井住友銀行です。
- 初年度の年会費が無料
- 色々な機能が一体型になっているので、支払いが楽
- 入会時などにマイルがもらえる
- 国内外の保険が付帯
- 紛失時も安心のサポートサービスが24時間いつでも利用可能
- 貯まったポイントをsuicaに移行できる
このような特典があるカードです。
一番のメリットは電子マネーが一体型になっているところでしょう。
クレカ機能と電子マネー機能、そしてANAマイル機能が一緒になっているので、支払いも別のカードを提示する必要がありません。
ただ、このカードを渡すだけでいいですからね。
サイフの中もぐちゃぐちゃにならずにすみます。
また、金額は1,000万円までですが、海外の旅行傷害保険が付帯されてるところも大きなメリットです。
この保険がない場合は、サブカードを作ったり別の保険に入らなかったりしなければいけませんからね。
残念ながら国内の旅行傷害保険はありませんが、代わりに航空保険が付帯されています。
これは、乗っている飛行機が遅延したり、手荷物が届かなったりした場合に支払われる保険です。
航空会社のクレカだけあって、そういった保険はしっかりしているようですね。
suicaを日常的に使う人向けのカードです。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・カードとは、ANAと国際ブランドのアメリカン・エキスプレスが提携して発行しているカードです。
→ANAアメリカン・エキスプレス・カードはお得にマイルを貯まる人気カード
そのため、国際ブランドはアメックスとなっています。
- ポイント還元率が高めに設定されている
- ANAでカードを使うと、1.5倍のポイント還元率となる
- フライトボーナスマイルがもらえる
- 入会時と継続時に1,000マイルがもらえる
- 国内外の旅行傷害保険が付帯されている
- カードの再発行が無料
具体的には、このような特徴があるカードです。
アメックスは、今は審査が簡単になりましたが、一昔前までは難しいといわれていました。
ステータス的には、現在も高いといわれていますので、ステータスカードが欲しい人は作ってみましょう。
ちなみに、年会費は7,000円です。
これを高いと見るか安いと見るかは人にもよるでしょう。
また、このカードは入会時と年1回の継続時に1,000マイルがもらえます。
一気に1,000マイル貯められる機会は少ないので、有効活用しましょう。
その他にも、国内外旅行傷害保険が付帯されていたり、カード紛失時にカードの再発行が無料で行ってもらえたりといった、特典があります。
さすがに、ステータスが高いだけあって魅力的な特典が豊富です。
また、このカードにはゴールドカードもあります。
年会費は31,000円とかなり割高です。
- ANAグループでカードを利用すると2倍のポイントが貯まる
- 入会時と継続時に2,000マイルもらえる
- 一部の空港ラウンジが使える
- 手荷物無料宅配サービスが利用可能
- 最高1億円までの国内外旅行傷害保険が付帯
他にもありますが、このような特典・メリットがあります。
さすがにゴールドカードなだけあって特典もメリットも実用的なものが多いです。
旅行傷害保険が1億円というところも大きいですね。
よく飛行機を利用して旅行へ行くという人は、ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードがおすすめです。
ANA JCB一般カード
国際ブランドのJCBと提携を結んで発行しているカードです。
ANAとJCBは他にもいくつかカードを発行していますが、一般的なカードはこのカードになります。
→ANA JCB一般カードは維持費が安くてANAマイルが貯まるカード
- 初年度の年会費が無料
- 海外旅行傷害保険が付帯されている
- 国内外の航空機遅延保険が豊富
- 海外のショッピングガード保険が付帯されている
このような特典が付帯されています。
初年度の年会費が無料です。
次年度以降は2,000円かかりますが、初年度の時点でいらないと思い破棄すれば年会費はかかりません。
国内の分はありませんが、海外旅行障害保険が付帯されています。
金額は、最高1,000万円と高くはありませんが、2,000円という年会費を考えると妥当な金額と言えるでしょう。
どちらかというと魅力的なのは、航空機遅延保険の方です。
飛行機が遅れてしまった時に支払われるもので
- 乗継遅延費用保険金
- 出航遅延費用等保険金
- 寄託手荷物遅延費用保険金
- 寄託手荷物紛失費用保険金
といったものが補償されます。
衣服代や食事代などが支払われますので、自腹を切る必要もありません。
悪天候の際などは、飛行機が遅延することも珍しくありませんので、付帯されているに越したことはないと思います。
この他にも、海外のみですが、100万円までのショッピングガード保険が付帯されています。
保険面はしっかりていますが、海外向けの特典が多いので国内で十分という人にはおすすめできません。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
ANAとPASMOが一体型になったクレジットカードです。
東京メトロで利用できるため「ソラチカカード」とも呼ばれているようです。
→ソラチカカードでマイルを貯める!メリット・デメリットまとめ
- SKiPサービスが利用できる
- 入会時と継続時に1,000マイルがもらえる
- 東京メトロの定期区外で利用すると、メトロポイントが貯められる
- 初年度の年会費が無料
具体的には、このような特徴のカードです。
PASMOとは、主に首都圏内で利用されている電子マネーのことです。
バスや電車の定期券代わりにも利用できます。
そのPASMOとANA、クレカ機能が一体型になっているので、どこで利用するにも大変便利です。
ANA VISA Suicaカードと同じで、カードがサイフの中でぐちゃぐちゃになる心配がありません。
普段PASMOをメインで使っているのなら、一体型にしたほうがカードを紛失する確率も減らせますよ。
そして、このカードはSKiPサービスが利用できます。
これは、座席の予約や購入、座席指定を済ませた人が利用できるもので、カウンターに立ち寄らずそのまま保安検査場まで進むことができます。
なので、カウンターが混雑していても、自分はそのまま保安検査場で検査を受けることができるんですね。
これはかなりの時間短縮につながります。
よくANAを利用するという人は、積極的にこのサービスを利用してみるといいですよ。
ANA VISA一般カード
ANAJCB一般カードと同じく、三井住友銀行が発行しているカードです。
こちらは国際ブランドがVISAとなっています。
- ANAの飛行機に乗るたびに、マイルが貯まる
- 国内外の旅行傷害保険が付帯されている
- 会員限定のサービスが付帯
- 電子マネー「iD」と一体型にできる
- 紛失・盗難時のサポートサービスが24時間年中無休で利用できる
このようなサービスがあります。
発行している会社が同じため、特典やメリットはほぼJCBと同じです。
ただ、こちらは初年度から年会費が2,000円かかってしまうので注意が必要です。
どちらかから選ぶポイントとしては、国際ブランドの違いでしょうか。
JCBは日本国内ならほとんどどこでも使えますが、海外では一部の地域で使えないところがあります。
反面、VISAは海外に会社があるので、基本的にはどこでも利用できます。
なので、よく海外へ行くという人はVISAを。
国内旅行が多いという人は、JCBを選ぶといいと思いますよ。
ANA VISAワイドゴールドカード
ANAマイルカードの中でも、一際ゴージャスなカードです。
一般カードより高いランクのカードを持ちたいと思ったのなら、このカードがおすすめです。
→ANA JCBワイドゴールドカードはANAマイルとポイントが同時に貯れるお得なカード
- 電子マネーと一体型にできる
- 入会時と継続時にボーナスマイルがもらえる
- 保険が付帯されている
- 優待サービスや会員限定の割引サービスが豊富
- カード紛失時や盗難時に24時間無休の窓口にサポートしてもらえる
このようなカードです。
年会費は、14,000円となっています。
iDや楽天Edyと一体型にできるので、電子マネーをよく使う人からすると便利なカードでしょう。
他のカードと同じように、入会時と毎年1回の継続時にボーナスマイルがもらえます。
ゴールドカードなので、2,000マイルがもらえますよ。
国内外の旅行傷害保険が付帯されていたり、24時間サポートがあったりするので使い勝手は悪くないでしょう。
この他にも空港ラウンジが利用できたりゴールドデスクが利用できたりといったメリットがあります。
そう考えると、飛行機によく乗る人はある意味で他社のゴールドカードを持つよりもメリットが大きいと言えるかもしれませんね。
おすすめのANAマイルクレカ
たくさんANAマイルクレカを紹介してきましたが、一体どれを選んでいいのかわからない人も多いでしょう。
そこで、おすすめのカードをいくつか選んでみました。
もし迷っているのならこの中から選んでみてください。
ANA VISA Suicaカード
Suica利用者ならこれがおすすめ!
Suicaと一体型になったこのカードは、関東に住んでいる人にとって使い勝手のいい1枚でしょう。
クレカも電子マネーもANAも一体型になっていますから、カードの枚数を増やさずにすみます。
買い物するときも、航空券を買うときもこのカード1枚で買えますから、かなり便利ではないでしょうか。
Suicaを愛用しているのなら、このカードに移行するのもありだと思いますよ。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
空も地下もこれ1枚で!
同じく交通系のPASMOと一体型になっているカードです。
飛行機に乗るだけでなく、普段バスや電車に乗る際にも利用できます。
普段の利用で貯まったポイントを、マイルに移行することもできますので、いざ飛行機に乗る際もいくらか割り引けるでしょう。
普段からPASMOを利用している人は、ソラチカカードを作るのも悪くはないと思いますよ。
ANA VISAワイドゴールドカード
しっかり保険が付帯している優れもの
ANAマイル系のゴールドカードです。
国内外の旅行傷害保険が付帯されているところや、国内の航空遅延保険があるところを考えると持っていて損はしないカードでしょう。
1年に1回、自動的に2,000マイルもらえますし、よく飛行機に乗る人からするとありがたい特典です。
他社のゴールドカードを作ろうとしている人で、よく飛行機に乗る機会のある人は、このカードが断然おすすめです。
ANAマイルクレカのQ&A
ANAマイルクレカを作ろうと思うけれど、わからないこともあるのではないでしょうか。
そこで、いくつかの質問にお答えしたいと思います!
貯まったANAマイルはどう利用するのが便利なの?
ANAマイレージクラブ会員の中には、1年間でがっつり貯まる人もいます。
そうなると嬉しいけれど、どう使おうかなと迷ってしまうことも結構あるんじゃないでしょうか?
その場合は、とりあえず2つの使い道があります。
- 海外航空券に変換する
- 飛行機の座席をファーストやビジネスにする
やはり国内よりも海外へ行くほうが航空券の金額は上がってしまうもの。
なので、貯まったマイルを海外の航空券に変換してしまえば、負担も少ないまま海外へ行けますよ。
また、座席をエコノミーからランクアップさせるのも一つの手です。
海外へ行くのもいいですが、旅行中に食費やホテル代などがかかってしまいますからね。
国内でもリッチな旅が堪能できますよ。
中にはスカイコインに変換する人もいます。
1マイルから変換できるため、ホテルやレストランの予約などもスカイコインで行うと家計の負担も少なくなります。
いつもマイルを持て余しているという人は、これらの方法を試してみましょう。
ANAマイレージクラブの会員ですが、家族でお得に飛行機に乗る方法とは?
会員本人は、ANAマイレージクラブ会員だけど、配偶者や子どもはそうでないというケースは結構あるはずです。
よく旅行や帰省で飛行機を使うという人は、少しでも節約したいと思いますよね。
もし、配偶者や子どもがカードを持つことを考えているのなら、家族カードでもいいので作っておくと便利です。
18歳以下の子どもは、クレジットカードが持てないので、その場合は無料のマイレージカードを作ってあげるといいでしょう。
家族でマイルを貯めると、購入時に家族のマイルを統合させることができます。
例えば、4人家族の場合お父さんだけがマイルを貯めるのでは、なかなか貯められませんよね。
そこで、お母さんが普段の買い物にANAマイルの貯まるクレジットカードを使うと、よりたくさんのマイルが貯められるようになります。
そうすると旅費の節約ができますので、負担が軽減されることになります。
クレカに抵抗がある人は、とりあえず無料のマイレージカードを作るのもいいと思いますよ。
まとめ
ANAマイル系のカードはたくさんあります。
でも、本当に持ってお得になるカードというのは、意外と少ないものです。
自分に合ったカードを選ぶようにしましょう。