毎朝会社や学校へ行く際に、みなさんはどんな交通機関を使っているでしょうか。
バスや自転車、自動車という人もいると思いますが、大半の人は電車ではないでしょうか。
毎朝ぎゅうぎゅう詰めの電車に揺られると疲れてしまいますよね。
さて、そんな電車ですが、ICカードがあればスムーズに改札を通れます。
磁気カードでもいいですが、やっぱりかざすだけのほうが楽なはずです。
でも、もっと楽になれるのがクレカ機能と一体型になったICカードなんです。
改札を通るだけでなく、コンビニなどでも利用できますので。
そこで今回は、鉄道・電車系で使えるお得なおすすめのクレジットカードを徹底比較して紹介します。
どんなクレジットカードを選んでいいかわからない人は、少し参考にしてみてください。
鉄道・電車系のクレカとは?
鉄道・電車系のクレカとは、その名の通り鉄道会社が発行しているカードです。
正確には、子会社のビューカードや駅で販売している店と提携していることが多いです。
特徴としては、ICカードと一体型になっていることです。
SuicaやPASMOなどが一般的でしょう。
もし今、通勤や通学にICカードを利用しているのならただのカードよりも、クレカ機能がついたものを利用したほうが更に便利に使える可能性があります。
改札も通過できますし、買い物もできますからね。
自分にぴったりなカードを選ぶコツ
いろいろなカードがありますが、だからといって適当に選んでしまうと後悔してしまいます。
なので、鉄道・電車系のクレジットカードを選ぶ際の注意点やポイントをいくつか紹介します。
ICカード一体型
まずは自分の使っているICカードと一体型になっているものを選ぶべきです。
まあ、別の地域に住んでいる人がSuicaと一体型になっているカードを選んでも使えないことはないのですが、メリットが減ってしまう可能性もあります。(定期券の購入でポイントがもらえるという特典の場合、対象になる窓口が限られていますので。)
ICカード一体型を推す理由は、とても便利に使えるからです。
改札も通れますし、コンビニで支払いもできますし。
一分一秒を逃したくない朝に、サイフをゴソゴソ探るのは面倒ですからね。
ただし、もし今回紹介するカードが自分が使っているICカードと合わなければ、無理して作ろうとしなくても大丈夫です。
年会費
年会費が高いからといって、必ず自分の使いやすいカードというわけでもありません。
年会費が無料でも、使い勝手のいいカードはありますし、年会費が高くてもそれをデメリットに感じないカードはあります。
反対に、年会費無料という縛りを設けてしまうと、いいカードが作れないこともあります。
なので、
- 年会費無料もしくは、条件をクリアすると年会費が無料になる
- 年会費が有料だが、支払ってもいいと思えるほど魅力的な特典がある
この2つを視野に入れて探してみましょう。
そうすると、自分に合ったカードも見つかると思いますよ。
ポイント還元率
買い物など、カードショッピングをすると、ポイントが貯まるシステムがあります。
鉄道・電車系のクレカを作るときも、できるだけポイント還元率が高いものを選ぶようにしましょう。
- 定期券を買うとポイントが◯倍得になる
- カードを◯円使うと年会費以上のポイントがもらえる
- 条件をクリアするとボーナスポイントがもらえる
こういった特典のあるカードを選ぶといいと思います。
ポイントは貯まるといろいろなものに使えますし、たくさん貯まるに越したことはありません。
オートチャージ機能
改札を通るときに困るのが残高不足です。
エラー音って結構大きいですから、鳴り響くと人の注目浴びて恥ずかしいですよね。
で、お金を支払うために列に並び直して…とやっていると結構なタイムロスにもつながりますし。
だけど、オートチャージ機能があればもうそんなミスを犯す心配はありません。
自動でチャージしてくれるので、自分でわざわざ買う必要もなくなります。
ICカードを定期券にしているという人は、この機能がついたクレカを選ぶべきですよ。
鉄道・電車系のクレカ比較
選ぶポイントはなんとなく理解できましたかね?
上記のポイントや注意点を元におすすめのクレジットカードをいくつかピックアップしてみました。
- ビックカメラSuicaカード
- 「ビュー・スイカ」カード
- SEIBU PRINCE CLUBカードセゾン
- JQ CARDセゾン
- 名鉄ミューズカード
- OPクレジットカード
- 東京メトロ To Me CARD Prime NICOS
- TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
ほんの一部ですが、これだけの種類があるんですね。
どんなカードなのか、順番に説明していきます。
ビックカメラSuicaカード
名前のとおり、ビックカメラと提携を結んで発行しているカードです。
意外ですが、コジマでも同様に使えます。
→ビックカメラSuicaカードは還元率1%以上!特徴と5つのメリット
- ポイント還元率がどのクレジットカード会社よりも高い
- 初年度の年会費が無料
- 次年度以降も1回使うと、年会費が免除になる
- 貯まったポイントをSuicaに移行できる
- オートチャージができる
- 国内外の旅行傷害保険が付帯
具体的にはこのようなメリットがあります。
なんといっても、このカードはポイント還元率が高いところが魅力的です。
ビックカメラもしくはコジマで買い物をすると、通常10%のポイントがもらえます。
また、Suicaをチャージしておくと更に+1.5%もらえるので、最大で11.5%のポイントがもらえるんです。
これだけ高還元率のカードは見当たりません。
モールを経由してポイントを稼ぐという方法はあるんですけどね。
ま、コジマやビックカメラでよく買い物をするという人にはうってつけのカードでしょう。
このカードは通常477円の年会費がかかりますが、初年度の年会費は無料です。
次年度も1度使えば年会費が免除になりますので、ほぼ誰でもクリアできる条件でしょう。
この1回はコンビニでのお買い物でも構いませんから。
「ビュー・スイカ」カード
JR東日本の子会社のビューカードと電子マネーのSuicaが一体型になったカードです。
とてもシンプルなカードでもあります。
→「ビュー・スイカ」カードの魅力的な特徴とメリット・デメリット
- オートチャージ機能が付帯
- 定期券を購入すると3倍のポイントがもらえる
- 貯まったポイントをSuicaに移行できる
- 利用代金をWEB明細にすると、年会費以上のポイントがもらえる
- 利用状況に応じて、ボーナスポイントがもらえる
- 国内外の旅行傷害保険が付帯
具体的には、このような特徴があります。
定期券とクレカ機能、Suicaが一体型になっているので、とても便利に思うはずです。
改札を通り抜けるのも、買い物をするのにもこのカードでこなせますからね。
もう朝の忙しい時間にサイフを探す必要はありません。
そして、このカードにはSuicaのオートチャージ機能がついているので、いちいち自分でチャージする必要がありません。
残額がなくて、改札で止められるということも無くなりますよ。
また、定期券を購入すると通常の3倍のポイントが手にはいります。
JR東日本のみどりの窓口や券売機からに限られますが、利用している人からするとポイントを貯められるチャンスでもありますね。
残念なことに年会費が477円かかってしまうのですが、利用代金をWEB明細にすると600ポイントものボーナスポイントがもらえるんですね。
なので、年会費分の代金が無駄になることもありませんよ。
SEIBU PRINCE CLUBカードセゾン
セゾン系のクレジットカードです。
西武沿線や西武グループなどと提携して発行しているカードです。
→SEIBU PRINCE CLUBカードセゾンは西武グループユーザー必携カード!
- 最短4営業日発行
- 年会費が永年無料
- モールを利用すると、最大で30%のポイントがもらえる
- 西武グループの特典が利用できる
- ぺぺグランエミオでの買い物が毎月20日に5%OFFになる
- 国際ブランドが豊富
ざっと説明するとこのような特徴があります。
オンラインから申し込むと、最短で4営業日発行してもらえます。
これはなかなか早い方です。
カード到着まで1ヶ月ほどかかるものもありますからね。
すぐに手元に欲しい!という人からすると、嬉しいカードではないでしょうか。
先程も説明したように、このカードは西武グループと提携しているので西武系の特典が豊富です。
西武グループ系列店で買い物をすると、同時に2種類のポイントが貯められるようになっています。
- 108円でプリンスポイントが1ポイント
- 1,000円で永久不滅ポイントが1ポイント
永久不滅ポイントとは、セゾンカード独自のポイントプログラムのことです。
名前のとおり、一度もらうと永久に消滅しません。
プリンスポイントは貯まると色々なものに引き換えられます。
ポイント交換商品 | ポイント |
西武園ゆうえんち ワンデーフリーチケット1名 | 1,500ポイント |
品川プリンスホテル リュクス ダイニング ハプナ ディナー券(飲み放題付き) 1名 | 5,000ポイント |
川奈ホテルゴルフコース 大島コース 平日1Rゴルフプレー券(セルフ) 1名 | 7,000ポイント |
また、永久不滅ポイントもプリンスポイントに変換できるので、お得に貯められると思いますよ。
そして、西武グループの特典ですが、
- としまえん のりもの1日券・プール入場券・キッズ1日券・子ども400円割引
- 豊島園 庭の湯 平日入館料300円割引
- 西武トラベル 西武トラベルが取り扱っているツアー3~5%割引
このようなものがあります。
よく西武グループを利用している人は、有効的に使えそうですね。
JQ CARDセゾン
同じくセゾン系のクレジットカードです。
九州ICカードのSUGOCAと提携を結んでいます。
→JQ CARDセゾンは九州で大活躍する交通系カードの1枚!
- 最短3営業日に発行してもらえる
- 国際ブランドが豊富
- 初年度の年会費が無料
- 次年度以降も条件下で年会費が免除になる
- 毎月5日と20日に西友・リビィンでの買い物が5%OFF
- ICカード機能と一体型にもできる
このカードも最短3営業日に発行してもらえます。
なので、カードがすぐ欲しい人からするとうれしいですね。
そして、このカードは初年度が無料です。
次年度以降は、1,250円かかりますが1度でも使っていれば無料になります。
なので、普段はあまり使わないという人はコンビニでお菓子でも買ってしまいましょう。
それで免除になりますからね。
意外に思うかもしれませんが、毎月5日と20日に西友やリビィンでの買い物が5%OFFになります。
よくこれらで買い物をする人からすると、ありがたい特典ですね。
先程も触れましたが、このカードは九州鉄道と提携を結んでいます。
なので、SUGOCAのオートチャージ機能がついていたり、JR九州グループでお得に利用できたりします。
九州に住んでいて、よく電車に乗るという人におすすめのカードです。
名鉄ミューズカード
名古屋電鉄が発行しているカードです。
ワンランク上のゴールドカードもありますよ。
→名鉄ミューズカードのお得なポイントの使い方・貯め方を徹底解説
- オンラインからだと最短5営業日に発行してもらえる
- 初年度の年会費が無料
- 条件下で次年度の年会費が免除になる
- 旅行傷害保険が付帯
- ショッピング保険が付帯
- 不正利用されたときも補償してもらえる
特典やメリットはこのようなものがあります。
オンラインから申し込むと最短5営業日に発行してもらえます。
早く発行してもらいたいという人は、オンラインから申し込みましょう。
通常は、年会費が1,250円かかりますが初年度の年会費は無料です。
そして、次年度は5万円以上クレカで買い物をすると年会費が免除になります。
まあ、1年間で5万円なので、ハードルはそこまで高くはないですが、1回でも利用すると無料になるという条件と比べるとハードルは高くなってしまいますね。
その分保険はしっかり付帯されていますが。
国内外の旅行傷害保険とショッピング保険が付帯されているところは魅力的です。
- 海外旅行障害保険 最高2,000万円
- 国内旅行障害保険 最高1,000万円
- ショッピング保険 最高200万円
年会費から考えると、割りに合った金額といえます。
旅行も気軽にできますし、買い物も心置きなく楽しめそうですね。
OPクレジットカード
小田急グループが発行しているカードです。
小田急線沿に住んでいる人なら、使い勝手がいいと感じるでしょう。
- 国際ブランドが豊富
- 初年度の年会費が無料
- 次年度以降も1度使えば年会費が無料になる
- PASMOのオートチャージに対応している
- 紛失・盗難時も24時間対応してもらえる
- ETCカードが年会費無料で利用できる
このような特徴やメリットがあります。
通常、500円の年会費がかかりますが初年度は無料です。
次年度もショッピング利用が1回あれば支払わなくてよくなります。
コンビニで100円+税金のおにぎり1個でも買えば免除になりますからね。
かなりハードルが低い条件です。
このカードは国際ブランドが豊富なところも魅力的です。
なので、思い通りのブランドのカードが発行できますよ。
そして、このカードはPASMOと一体型になっているところが特徴的です。
首都圏で利用されているICカードなので、馴染み深い人も多いのではないでしょうか。
このカードにはオートチャージ機能がついているので、自動でチャージされますよ。
いちいちチャージしなくていいので便利ですね。
東京メトロ To Me CARD Prime NICOS
東京メトロと大手銀行の東京三菱UFJ銀行の系列会社が提携して発行しているカードです。
とてもスタイリッシュなデザインですね。
- 初年度の年会費が無料
- 条件下で次年度の年会費も無料になる
- オートチャージ機能が付帯されている
- 海外旅行障害保険が付帯されている
- ショッピング保険が付帯されている
- 電車に乗るだけで最大20%のポイントがもらえる
具体的には、このような特徴・メリットがあります。
初年度の年会費は無料で、次年度以降は2,000円かかります。
年間50万円以上のショッピング利用があれば、次年度の年会費は免除されます。
これはかなりハードルが高い条件です。
1ヶ月に約4万2千円ほど使えばクリアできる計算になります。
光熱費や家賃、食費などをもろもろカードで支払えばそこまで苦労することはないかもしれません。
年会費免除のハードルは高いですが、メリットはたくさんあります。
まず、PASMOのオートチャージ機能がつけられるというところです。
ただ、自動で付帯はされていないので、別途申込みが必要となってしまいますが。
その他旅行傷害保険やショッピング補償が付帯されています。
ただし、三菱UFJニコスが発行しているカードに限ります。
JCBが発行しているカードの方には、保険が付帯されていませんので、注意しましょう。
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
東急バスと飛行機でおなじみのJALが提携しているカードです。
なので、JALの特典もありますよ。
→TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO(東急カード)の特徴を解説
- 初年度年会費が無料になる
- オートチャージ機能が付帯されている
- JALマイルが貯まる
- ポイント還元率が高い
- PASMO機能が一体型になっている
具体的には、このような特徴があるカードです。
初年度の年会費は無料、次年度以降は2,000円かかります。
残念ながら、免除されるということはありませんので、使い続けるのなら支払うしか選択肢はありません。
このカードはPASMO機能が一体型になっています。
なので、オートチャージ機能もついていますよ。
残額を気にすることなく交通機関を利用できます。
また、このカードはTOUKYU系列の店で利用すると、効率的にポイントが貯められます。
TOKYU系列店は全国にもたくさんありますので、旅行へ行ったときでも効果的に貯められそうですね。
そして、貯まったポイントはPASMOに変換することも可能です。
1ポイント1円換算なので、移行して損をするということはありません。
そしてこのカードには、JALの特典もあります。
フライトすると、JALマイルが貯められたり、普段のショッピングで利用したポイントをマイルに変換できたりします。
もちろん、その逆も可能です。
時々JALを利用するという人におすすめのカードです。
おすすめの電車・鉄道系のクレジットカード
「ビュー・スイカ」カード
Suica利用者におすすめのカード
Suicaを日常的に使っている人向けのカードです。
ビューカードと提携しているので、過不足なく特典やメリットが詰め込まれています。
ICカード一体型のクレカが欲しい!というときは、とりあえずこのカードを作っておくといいと思いますよ。
ビックカメラSuicaカード
還元率がすごすぎる
ビックカメラと提携しているかーどです。
なんといっても、還元率が高いところが魅力的ですね。
普段も1.0%の還元率なので、悪くはありません。
Suicaのオートチャージ機能がついていますので、Suicaを利用している人は使い勝手がいいはずです。
Suicaを愛用している人向けです。
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
旅する人向けのカード
JALマイルも一緒に貯められる優れものです。
PASMO機能がついているので、首都圏ならこの1枚でどこでも移動できます。
この1枚があれば、陸も空も旅できますので、アクティブな人向けです。
TOKYUとも提携しているので、よくTOKYUへ行く人にもおすすめです。
鉄道・電車系のクレジットカードのQ&A
鉄道・電車系のクレジットカードについて、あまり知らないという人も多いはずです。
そこで、いくつかの質問をピックアップしてみました。
とある会社のクレカ審査に落ちました。同じ会社の別のブランドを申し込んでもOK?
例えば、OPクレジットカードのJCBを選択し、落とされたとしましょう。
その後OPクレジットカードのVISAを申し込んでもOK?かという話になるのですが、残念ながら落とされてしまう可能性が高いです。
クレカの審査は、申し込んだ人のスコアリングによって合格・不合格が決まります。
会社によってスコアリングの付け方は違うので、とある会社には落ちたけど、別の会社には受かったというケースもあります。
でも、この場合は同系列なので、落とされてしまう可能性のほうが高いです。
また、一度落ちると個人信用情報機関に記録されてしまいますので、どうしてもその会社のカードがほしいのなら、情報が消える半年後に再度申し込むことをおすすめします。
鉄道・電車系のクレカの審査って難しいの?
クレジットカードを発行している会社は色々ありますが、一般的に審査が難しいと言われるものと甘いと言われるものがあります。
銀行系が一番難しく、消費者金融系が一番甘いといわれています。
では、鉄道・電車系はどこに分類されるのかというと、銀行系の次に並ぶようです。
その次が流通系カードです。ただ、流通系カードと一緒の扱いにされることも多いです
普通の店よりも固いところはあるものの、そこまで審査は厳しくないという認識が持たれています。
それでも落とされる人はいますので、流通系カードの中では審査がやや厳しいという認識が正しいです。
ま、今収入が安定していて、過去に金融事故を起こしていなければほぼ問題ないと思いますよ。
電車の切符ってクレカで払えますか?
たいてい、JRはクレカ払いができます。
なので、定期券外の場所へ行きたいときは、作ったカードで支払ってみましょう。
ちなみに、私鉄などでも利用できる場所は広がってきています。
利用できるようでしたら、使ってみるといいですね。
まとめ
1日の中でも朝の時間は貴重です。
一分一秒が命取りになりますので、便利に使えるものは使っておくべきでしょう。
クレカを作ろうとしているのなら、ぜひ鉄道・電車系のカードにしてみてください。