今や誰もが1枚は持っているクレジットカード。
学生でもクレジットカードを持ちたいと思っている人もたくさんいるはずです。
ただ、いざ1枚作ろうと調べてみると、たくさんの会社からたくさんのカードが発行されていることがわかります。
でも、それだけ多いと今度は、一体どれを選んでいいのかわからない…と悩んでしまうこともあるはずです。
適当に年会費の安いカードを作ったものの、使い勝手があまりよくなくて後悔してしまうこともあるかもしれません。
そこで、今回は初めてカードを作ることも多い大学生向けのクレカを徹底比較して紹介します。
それぞれ比較していますので、どれを選んだら得をするのかわかるはずですよ。
また、最もおすすめのカードをランキング形式にしていますので、カードを作ろうと思っている人は参考にしてみてください。
目次
学生向きのカードはたくさんある
クレジットカードはたくさんありますが、人によっては向いていないカードもあります。
特に、学生が社会人向けの特典が付帯されているカードを持ってもあまりメリットがありませんよね。
膨大な数のカードの中から絞る基準としては
- 年会費が無料(条件付きで次年度が無料)
- 若い人が持つことが考えられている
- 審査基準が甘め
- 学生専用と呼ばれるものを選ぶi>
などでしょう。
上の条件にあてはまるカードをピックアップして行き、その中から気に入ったものを選ぶのがベストですね。
学生向けカード比較
探してみれば意外と見つかる学生向けのカード。
もちろん、特典も豊富に付帯されています。
特に知名度があるのは
- 三井住友VISAデビュープラスカード
- JCB CARD EXTAGE
- 楽天カード
- 学生専用ライフカード
- JALカード navi
この5つです。
三井住友VISAデビュープラスカード
三井住友銀行でおなじみの銀行が発行しているカードです。
→学生・新社会人必見!三井住友VISAデビュープラスカード完全ガイド
国際ブランドはVISAのみとなっています。
そんな三井住友VISAデビュープラスカードの特徴は
- 初年度の年会費が無料
- 次年度以降も条件を満たせば年会費が無料
- ポイント還元率が1%
- カード入会後の3ヶ月間はポイント還元率が5倍までアップ
- 豊富なICカードがつけられる
- ショッピング保証が付帯
- カードのサポートサービスが24時間年中無休で運営
この7つです。
高校生を除く18歳以上から25歳まで申し込むことができ、26歳になった最初の更新日に自動的にカードがランクアップされます。
年会費も次年度以降は1,250円かかるのですが、たった1回カードショッピングをするだけで年会費を無料にできます。
この1回はコンビニでの買い物でもOKですので、とてもハードルの低い条件ですよね。
また、通常三井住友銀行の発行するカードはポイント還元率が0.5%と低めに設定されています。
ですが、このカードははじめからずっと2倍に設定されていますので、1%となります。
ポイントを考えると他のカードよりもかなりお得です。
それに、入会後3ヶ月間は5倍の2.5%までアップしますので、ポイントをたくさん貯めたい人はこの期間中にどんどん買い物をしちゃいましょう!
→三井住友VISAデビュープラスカードを公式ページで見てみる
JCB CARD EXTAGE
国際ブランドでおなじみの、JCBが発行するプロパーカードです。
学生や10代~20代向けに作られているカードなので、使い勝手もいいはずですよ。
JCB CARD EXTAGEの特徴は
- 年会費は基本的に無料
- 海外旅行傷害保険が付帯
- 入会後3ヶ月はポイント還元率が3倍
- 入会後1年までは1.5倍
- 入会条件が緩い
- カードデザインが豊富
などです。
年会費は無料ではありますが、更新すると1,250円かかるようになります。
ただし、前年度のカードショッピング利用額が50万円を越えていると無料になります。
あまりカードを使わないという人にはネックな条件かもしれませんね。
JCB CARD EXTAGEはポイント還元率が豊富なところが魅力的です。
入会後は3倍、その後も1年以内なら1.5倍になりますので、ポイントをたくさん貯めたい人はこの期間中を狙ってみましょう。
また、このカードは
- 18歳~29歳までの本人もしくは配偶者に安定した収入がある人
- 高校生を除く18歳~29歳の学生の人
が申し込めるようになっています。
本人に収入がなくても通るところを考えると、かなり入会審査は甘いようです。
旅行保険も、海外のみではありますが最高で2,000万円まで補填されます。
海外旅行へ行く機会のある人は、出発前に発行しておくと便利かもしれませんね。
楽天カード
楽天カードは、学生以外の人でも持てるカードですが、審査が甘いカードとして知られています。
顧客満足度は8年連続1位を獲得していますので、初めてクレジットカードを作るのなら楽天カードを検討してみてもいいかもしれません。
→楽天カードは楽天市場ユーザー必携のカード!ポイントがガッツリ貯まる!
楽天カードの特徴としては、
- 年会費が永年無料(そうでないカードもある)
- 楽天市場で買い物をすると通常の4倍ポイントが貯められる
- 基本的にポイント還元率は1%
- ポイントはANAマイルと交換が可能
- コンビニやスーパーなどの支払いで、ポイントが使える
- 入会時に、5,000ポイントくらいの楽天ポイントがもらえる
- 基本的にはスピード発行
です。
楽天カードはたくさんの種類がありますが、一番シンプルなカードは年会費が永年無料ですので、安心して使い続けられます。
やっぱり、いらなかった!と放置してもお金がかかりませんからね。
楽天スーパーポイントが貯まるようになっていますので、楽天ユーザーはかなり得をします。
楽天市場でショッピングをしたらポイントは4倍も貯まりますからね。
楽天カードを発行したのなら、Amazonよりも楽天市場を使ったほうが得かと。
このカードは、キャンペーン期間中に申し込むと5,000ポイントほどの大きい額がもらえるようになっています。(期間によっては8,000ポイントも有り)
ですが、ほぼ年中キャンペーンを行っているので常に人を集めたいようです。
本人に収入がなくても、配偶者にあれば通るカードとして有名ですからね。
ちなみに、1ポイント1円換算ですので5,000円分の買い物を無料で行うこともできますよ。
申し込んだらほぼ通るカードですので、絶対に1枚カードが欲しい!というときに申し込んでみるといいかもしれません。
学生専用ライフカード
ライフカードが発行しているカードです。
その中でもこの学生専用ライフカードは、学生生活を送りやすくするための工夫がされています。
→学生専用ライフカードは年会費無料の海外がお得になる学生向きカード!
このカードの特徴は
- 年会費が永年無料
- スピード発行
- 海外旅行傷害保険が付帯
- 学生専用のお問い合わせ窓口が設置されている
- 海外でショッピングをしたときにキャッシュバックが行われる
- 基本的にポイント還元率は1%
- 1年間の利用額が50万円以上だと300ポイントのボーナスポイントがもらえる
などです。
年会費は永年無料ですので、とりあえず作っておくのもいいかもしれませんね。
また、オンラインから申し込めば最短3営業日以内に発行してもらえます。
今すぐにカードが欲しい!という人には嬉しいサービスですね。
特典は海外滞在中に使えるものが多めになっています。
海外旅行傷害保険や、キャッシュバックなどですね。
キャッシュバックは、渡航先で利用した金額の5%が2ヶ月後に口座に振り込まれるようになっています。
他にも学生ならではの特典が豊富です。
学生専用の窓口があるので、なにかあれば電話してすぐに聞くことも可能です。
また、卒業後そのまま使うことができますが、ぶっちゃけ使い続けるのはあまりおすすめできません。
学生専用ならではの特典はなくなってしまいますので。
卒業後は他の年会費無料のカードに移行するのがいいと思いますよ。
飛行機でおなじみのJAPAN AIRLINESが発行しているカードです。
JALカードはたくさんありますが、このカードは学生専用となっています。
年齢層も18歳以上30歳未満におすすめされているので、幅広い年齢層の人が持てます。
- ポイント還元率は基本的には1%
- フライトすると、どんどんマイルが貯められる
- 国際ブランドが豊富
- 指定された外国語検定に合格すると、500マイルもらえる
- 旅行傷害保険が付帯されている
- 指定の引っ越しサービスを利用すると、割引される
このような特典・メリットがあります。
ショッピングをすると、100円につき1ポイントのマイルが貯まります。
また、特約店で利用するとさらに2倍のマイルが貯められます。
国際ブランドもJCB、Mastercard、VISAの3種類が揃っています。
また、外国語検定のように一定の条件を満たせばボーナスマイルがもらえる仕組みになっています。
他にも旅行傷害保険が付帯しているなどメリットも大きいカードではありますが、あまり飛行機に乗らない人からすると、さほどメリットは感じられないでしょう。
ちなみに、年会費は在学期間中のみ無料となっています。
卒業してしまうと、年会費はかかってしまいますので、作るときは注意したほうがいいカードです。
学生に最もおすすめなカードランキング
いろいろ紹介してきましたが、結局どれを選んでいいのかわからない!と思った人もいるでしょう。
そこで、最もおすすめのカードをランキングにしてみました。
カードを作ろうと思っているのなら、ぜひこちらのランキングを参考にしてみてください。
1位三井住友VISAデビュープラスカード
はじめてカードを持つのならポイント還元率2倍のこのカードを!
三井住友VISAデビュープラスカードは、初年度の年会費が無料のカードです。
次年度以降も1度使えば無料になりますので、年会費を払いたくないという人は、コンビニなどで決済しましょう。
通常の三井住友系のカードは、ポイント還元率が1,000円で1ポイントと、0.5%ですが、このカードは2ポイント貯まりますので、還元率は1%まであがります。
そこまで高いというわけではありませんが、ポイントモールなどを利用すればよりたくさんのポイントが手に入れられます。
電子ICカードと一体型にできるところや、ショッピングガード保証が最高100万円まで付帯していることを考えると、1枚くらいなら作っておいても損はしないカードではないでしょうか。
サービス面も充実した安心のクレジットカードです。
→三井住友VISAデビュープラスカードを公式ページで見てみる
2位学生専用ライフカード
学生生活をサポートしてくれる最高の1枚!
学生向けのカードの中でも、使い勝手のいいカードです。
年会費が永年無料なところや、卒業後も使い続けられるところが魅力的ですね。
なによりも、キャッシュバック制度が付帯しているところが大きなポイントです。
普通のカードには、なかなかこんなサービスありませんから。
旅行傷害保険も付帯されていますので、短期間の留学や海外旅行に持っていくにはぴったりでは?
他にもいろいろと学生ならではのサービスが付帯されていますから、在学中に1枚作っておいてもいいかもしれませんね。
3位楽天カード
欲しいときに作れる高コスパのクレジットカード
3位は楽天カードです。
完全に学生向けというわけではありませんが、年会費が永年無料なところや、ポイント還元率を考えると悪くないカードです。
入会特典として、どの月でもがっつりポイントがもらえるところを考えると、1枚は作っておいてもいいかもしれませんね。
そのポイント分無料で買い物ができますから。
国際ブランドも豊富なので、自分の好きなブランドを選ぶこともできます。
ICカードである楽天Edyとも一体型にできますので、サイフの中をすっきりさせたい人には嬉しいですね。
楽天ならではのサービスも充実していますので、初めてカードを作るのならこのカードでもいいかもしれませんね。
学生向けクレジットカードのQ&A
18歳になったから、そろそろクレジットカードを持とうかな?と思った人もいるでしょう。
そこで、クレカにまつわる疑問点などにお答えします!
Q.学生向けクレカの審査はどんな感じ?
クレジットカードの審査は、本人の収入や職業、過去の金融事故の有無などが調査されます。
一般の人だと、返済能力が低いと判断された場合審査に落とされることもあります。
クレジットカードは、信用第一ですからね。
- 安定した収入がない
- 借金がある
こんな状態だと審査には通りにくくなります。
ただ、学生の場合はそこまで審査は厳しくないです。
特に今回紹介したカードは、学生さんに入会してもらいたいので、アルバイトで稼いだ金額や学校名などを書くと大半の場合は審査に通ります。
それで落ちてしまったという場合は、過去に支払を滞納していないか確認してみましょう。
特にケータイ代の支払いが滞ってしまうと、個人信用機関に記録されてしまうことがあります。
クレカを作りたいのなら、普段の生活も見直したほうがいいようですね。
Q.学生でも複数枚クレジットカードは持てるの?
クレジットカードを何枚も作っている人っていますよね?
社会人の私も、4枚くらい持っています。
もちろん、社会人だけでなく学生でも複数枚作ることができます。
特に、学生向けのカードなら何枚も作れるはずです。
ただし、一度に複数枚申請してしまうと、怪しまれてしまう可能性があります。
収入や過去の支払い状況などはクリアしても、多重申込みはカード会社からするとあまり心象はよくありません。
やっぱり、自社のカードを使ってほしいと思いますからね。
そうして落とされてしまうと、個人信用機関に記録され、半年間はカードが作りにくくなってしまいます。
ちなみに、多重申込するとブラックリストに入れられてしまうという話もありますが、都市伝説扱いされています。
まあ、多くても月に2枚くらいが限度ではないですかね。
Q.審査に落ちてしまったんだけど、なにが原因なの?
クレジットカードの審査には、クレジットヒストリー(クレヒス)と呼ばれるものを重視している場合があります。
簡単にいうと、クレジットカードを作ってから、築き上げてきた歴史のことですね。
作ってから今まで一度も滞納せずに、支払いをしてきたのなら、評価されます。
反対に、滞納してしまったりブラックリストに入れられていたりすると審査に落とされてしまう可能性も高いです。
ただ、学生のうちは初めてカードを作ることもありますから、ブラックリストではなくホワイトリストが問題になっているかもしれません。
ホワイトリストとは、カードを作ったことがなく、情報がまっさらな状態のことです。
この状態だと、クレヒスを重視する会社の審査には不利なことがあります。
なので、審査の甘いといわれている他のカードを作るか、クレヒスを育成してから申し込むのがおすすめですよ。
学生向けのカードはあくまでも在学中の使い勝手を考えよう
学生向けのカードの中には、卒業後に特典が減ってしまうものや、強制的に別のカードにランクアップさせられるカードがあります。
つまり、卒業してしまうとお得感が減ってしまうカードの方が多いんです。
年会費が永年無料で、他のカードにはない特典やメリットが魅力的なカードは名残惜しいかもしれませんが、あくまでも在学期間中だけと割り切ってしまうほうがいいでしょう。
そして、卒業後は別の使い勝手のいいカードに切り替えるのが賢いと思いますよ。
学生時代に金融事故を起こさずに使い続けていると、クレヒスの育成もできますので、卒業後にステータスの高いカードに移行することだって夢ではありません。
やっぱりステータスの高いカードの方が、使い勝手も特典も豊富ですからね。
年会費は多少かかってしまうものの方が多いですが。
とりあえず今は、どれが自分にとって使い勝手のいいカードなのか特典やメリットをみながら選ぶほうがいいですよ。
まとめ
学生でも1枚は作っておきたいクレジットカード。
適当に年会費が安いカードを作るよりも、学生向けに作られたカードを作ってみませんか。
そうすることで、作ってから後悔するということもなくなるはずですよ。
ぜひ自分にあったクレジットカードを見つけてみてください。