会社を経営している上で、良く経費で飛行機に乗ったり必要なものを大量に買うことはありますか?
もしかしたら、本来貰えるはずのポイントやマイルを捨ててる可能性があるんです。
還元率は少ないのでどうでもいいと考えている人もいますが、地理も積もれば山となる、数年後には数十万円、数百万円になる可能性もあります。
そんな時に重宝するのが法人カードです。
社長自ら使うもよし、従業員用に使うもよし、会社で発生する経費にポイントやマイルで還元が可能なんです。
しかし、適当に法人カードを選んでしまうと、せっかく貰えるマイルやポイントが少なくなる可能性があります。
そこで今回この記事では、マイルやポイントに着目して、法人カード3社を比較してみましたので、法人カード作成の参考にしてみてください。
マイルってそもそも何?
良くワードとして聞くマイルなのですが、これは簡単に言ってしまえばポイントなのです。
あなたは同じようなワードで、「マイレージ」という言葉を聞いたことはありませんか?
- 「マイル」
- 「マイレージ」
この2つが別のものと思っている人も多いのですが、実はこれ二つとも同じもの。
マイルを扱っているのは全世界の航空会社(一部のぞく)で、日本の会社でいうと有名なJALやANAが扱っています。
全世界共通のマイルなのですが、実は呼び方が同じなだけで貯めたものは各航空会社でしか使えません。
そう、マイルは呼び方こそ全世界の航空会社で共通しているのですが、そこで貯めたマイルはその航空会社でしか使えないシステムになっているのです。
例えば、A社で貯めたマイルとB社で貯めたマイルを、一緒にして使うことができないということです。
日本ならANAマイルをJALマイルとしては使うことができません。
これをわかっていない人は、航空会社にとらわれずマイルを貯めてしまい、いざ使おうというときに使えなく落胆することになってしまうのです。
マイルはどのように貯めればいいのか?
初歩的な話にはなりますが、マイルを貯めるにはどのような工程を辿ればいいのでしょうか?
答えは簡単で
- 航空チケットを購入する
- 航空会社発行のクレジットカードを使う
- 提携ホテルに泊まる
- 電子マネーで貯める
これらを利用すれば、その特典としてマイルを貯めることができます。
マイルの使い道はなんなのか?
マイルが貯まる仕組みがわかったところで、貯まったマイルは何に使えばいいのでしょうか?
貯まったマイルの活用方法にはいくつか使い道があります。
- 航空券に還元をする
- 航空チケットのグレードを上げる
- 電子マネーへ変える
- 商品と交換する
概ね、上記のような使い道があります。
航空チケットに還元する
貯めたマイルの基本的な使い方としては、航空チケットに還元するのが通常です。
要は、無料で飛行機に乗ることができちゃいます。
しかも飛行機が勝手に決められるのではなく、通常購入じと同じように自分で時間帯や行き先を決めることができるんです。
マイルで飛行機が無料になったからと言って、座席を優先的に抑えられたりするわけではありませんので、そこは勘違いしないでくださいね。
これは国内線に限らず、国際線についても飛行機を利用することができます。
もちろんそれに相応しいマイルが貯まればの話にはなりますが、海外だって無料でいけちゃうんです。
ですが注意点が一つ、国内線と違ってマイルを使う航空会社が飛行機を運行していない国へは行くことができません。
それに国内線ではないですが、国際線では燃油サーチャージ料金や航空利用税が別途必要となってきますので、実質全て無料で利用することはできないのです。
航空チケットのグレードを上げる
マイルを貯めると航空券が無料で手に入るだけではなく、既に持っている航空券のグレードを上げることもできます。
例えばあなたがエコノミークラスの航空チケットを持っていたとします。
その航空チケットをビジネスクラスにグレードアップできるということなんです。
もちろん既にビジネスクラスを保有して入れば、そこからファーストクラスにグレードアップも可能になっちゃいます。
電子マネーへ変える
航空チケット系とは別に、貯めたマイルをお金に変えることもできます。
お金といっても通貨の円ではなく、電子マネーになりますけどね。
マイルを扱っている航空会社にもよりますが、例えばANAは楽天EdyやTポイントと交換することができますし、JALはSuicaやWAONと交換することができます。
商品と交換する
マイルを航空会社が予め用意しているアイテムリストの中の商品と交換することも可能です。
どのようなアイテムが用意されているかは、各航空会社によってちがいはありますが、大抵の場合は航空チケットに変えたほうがオトクなものばかりなので、どうしても欲しいものが有るときだけ使えば十分でしょう。
効率の良いマイルの活用方法とは?
先ほども少し触れましたが、マイルを使う場合は基本的には航空チケットと交換することが望ましくあります。
何故ならそれ以外の交換ですと、他のマイルの使い方に比べてマイルの価値が下がってしまうからです。
マイルを貯めている人は、飛行機での移動が多い人がほとんどでしょう。
そのような人が、わざわざ航空チケットではなく、マイルの価値を下げるような交換するメリットはありません。
そもそも論として、マイルの使い道として航空チケットに魅力を感じないような人は、わざわざマイルを貯める必要はありませんし、他のクレジットカードやポイントカードでポイントを貯めたほうがよっぽど効率の良い方法です。
その他のマイルのことについては「マイルのことをわかりやすく解説。お得な貯め方・使い方まとめ」で詳しく解説しております。
マイルで法人カードを比較するときのポイント
マイル目的で法人カードを決める際に、いろいろな点を見ながら決めないと、最終的には損する可能性があります。
そこでこの項目では、法人カードを作る前に確認しなければならない基本的な項目についてお伝えします。
ポイント1:マイル還元率
上記でも記載をしましたが、カード会社によってはマイルの貯まり方が違ってきます。
どのカード会社も、1マイル貯まるレートというものを公開しているのです。
そのため、カードを選ぶ際は還元率をまずみるようにしましょう。
また、法人カードの場合、
「航空チケット等の購入にはマイルが付くが、通常のショッピング時にはマイルがつかない法人カード」
も存在します。
もしそのような法人カードの場合、いかにマイルの還元率が高くてもショッピング等に貯まらないようであれば、あまり意味がありません。
割り切って航空チケット等しか使わない専用の法人カードなら良いですが、一般的な法人カードを作る場合は通常のショッピングも想定にいれるはずです。
目先のマイルの還元率にばかりに問わられないようにしましょう。
ポイント2:ポイント還元率
勘違いしがなちなこととして、カードを使って買い物をした時に、直接マイルが貯まっていると思っている方が多いです。
しかし、基本的には直接マイルが貯まることはありません。
まずはカードのポイントという形で貯められ、そこからマイルに移行する形になります。
つまり、「ポイント→マイル」という段階を踏むということですね。
そこで重要になるのが、どのくらいの買い物でポイントが貯まるのか、そして溜まったポイントがどのようなレートでマイルに還元されるかの還元率です。
これらを総合的に見て、ポイントが溜まりやすく、マイルへの還元率が良い法人カードを選ぶのが望ましいでしょう。
また、別にマイルに還元しなくても溜まったポイントは、次のような使い方もできます。
キャッシュバック | カード会社で定めらたレートによりポイントを現金化 |
金券や商品券 | AmazonやiTunesのギフトカードと交換 |
商品交換 | カタログ商品の中からポイントにより交換可能 |
上記の内容は必ずしも、全てのカード会社で実施している内容ではありませんので、事前に調べてから法人カードを作りましょう。
ポイント3:利用限度額
法人カードは場合によっては、多くの買い物を法人カードに任せる場合があります。
その時に、利用限度が低ければその買い物に制限を設ける結果になるのです。
そのため、法人カードを作る前に利用限度の確認は必要不可欠になります。
特に複数枚法人カードを作る場合は、利用限度額はその作った分も合算された数値です。
どういうことかと言うと、限度額が100万円であった場合、仮に法人カードが3枚あったとしたら、その3枚の合計額が100万円までしか使えません。
法人カードで買い物をしようと思ったら限度額を超えて使えませんとなったら、もしかしたら業務に支障を来す可能性もゼロではないでしょう。
今後の事も考えて、なるべく利用限度額の高い法人カードを作るのが好ましいと言えるでしょう。
ポイント4:使用できる場所
当然ですが法人カードを使わなければ、ポイントやマイルは一向に貯まりません。
また、クレジットカード対応店だからといって、全ての法人カードが使えるわけではありません。
日本で使えるクレジットカードの場合は、必ずと言っていいほど下記の国際ブランドに所属しております。
- VISA
- MasterCard
- JCB
- American Express
- Diners
大抵クレジットカードが使える店舗の場合は、上記の国際ブランドが使える店が多いのですが、場合によっては一部国際ブランドが使えない店舗があるのです。
例えば海外に行くのであれば、世界シェアナンバーワンのVISAカードが一番であり、日本国内でのみで使うのであれば、日本初のブランドであるJCBを作るの良いでしょう。
このように、使いみちや使う場所によって、どの国際ブランドを選んだほうがいいのか変わってくるので、一概にポイントやマイルの還元率が良いからと言って安易に作って、なかなか使える店舗が無いなんてことを回避しなければなりません。
ポイント5:ポイントボーナス
法人カードでは普通にショッピングをしたり、航空券を購入したり以外にもポイントを貯めるシステムがあります。
通常と違うポイントの貯め方をボーナスポイントと言うのです。
これは各法人カード会社によって扱っているサービスは違いますが、例えば法人カードの更新を行えば「1,000ポイント還元」とか、「年間利用額〇〇万円以上で〇〇ポイントプレゼント」等々、場合によっては大きなポイントが付与される可能性があります。
先程から紹介している比較のポイントよりは優先順位は下がりますが、どの法人カードを作ろうか迷っているときの判断材料にしてみてはいかがでしょうか?
ポイント6:何枚発行できるか
法人カードを作るということは、仕事をする上であれば便利だと思って作る企業がほとんどです。
そのため、業務上複数枚必要とするケースが散見されますが、カード会社によっては作成できる法人カードに枚数制限がある所もあります。
カードを多くの社員が使えるようになれば、それだけ業務の効率も上る可能性もありますし、なんといってもマイルやポイントも貯まりやすいのです。
どの法人カードを作ろうか迷っている場合は、判断材料にするのもいいでしょう。
ポイント7:マイルへの交換手数料
いくらポイントが溜まりやすく、使い勝手の良い法人カードだからといって、安心するわけにはいきません。
何故なら、溜まったポイントをマイルへ交換する時に手数料が発生する法人カードがあるからなのです。
例えばある法人カード会社では、ポイントをマイルに変換するためには年間5,000円のマイレージクラブに加入しなければならなかったり、そもそもポイントからマイルに変換するためにはある程度ポイントを貯めないと行けないこともあります。
このように、無駄な手数料であったり、条件付きでのマイル変換を設定している法人カード会社があるので、ポイントが溜まりやすいからと言って手数料等を考えたらそれほどでもない事もしっかりと念頭に置いておいてくださいね。
ポイント8:カードの年会費
全ての法人カード会社がそうではないのですが、比較的マイルやポイントが溜まりやすいカードは、年会費が高めに設定されている傾向があります。
そのため、年会費から毎年貯まるマイルやポイントを差し引くと、他の法人カード会社の方がお得な事も多々あるのです。
よく失敗する法人カード選びで、目先の還元率やサービスに着目をしすぎて、年会費や手数料のことを考えずに契約してしまうと、ポイントやマイルは貯まりますが、最終的には他の法人カードと変わらないもしくは損することがあります。
法人カードを選ぶ際は、今まで話した内容を元に、最終的には他のカードより得をするか損をするかを判断基準にして選ぶようにしましょう。
3社の法人カードでマイルを比較
ここではマイルに着目して、おすすめしたい法人カード会社を3つご紹介します。
マイルの還元率に着目して紹介するので、
セゾン・プラチナ・アメックスカード
まず最初に紹介する法人カードは、マイルとポイント共に還元率が1%を超えているセゾン・プラチナ・アメックスカードです。
このカードの主な特徴は下記のようになります。
初年度年会費 | 2万円 |
追加カード発行枚数 | 最大4枚 |
ポイント還元率 | 国内:0.5% 海外:1.0% |
ANAマイル還元率 | 0.30% |
JALマイル還元率 | 1.125% |
利用限度額 | 審査による |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 年間最高300万円 |
次年度年会費 | 2万円 |
着目する点は、ポイント還元率が海外では1%、そしてJALマイル還元率については1%超えなんです。
しかも下図のように、年間200万円使うと年会費が2万円から半額の1万円になるサービスも実施しております。
またポイントやマイルの還元率だけを見ると最高レベルですが、中にはプラチナカードだから「審査は招待制なの?」こう思われる人もいるかもしれませんが、実は自分から申し込みができる数少ないプラチナカードの一つなのです。
また、追加でマイルが貯まるサービスとして「SAISON MILE CLUB」というものがあります。
これは年会費4,000円がこの法人カードであれば無料で使え、ショッピングを1,000円するごとに、追加で10マイル溜まっていくというサービスなのです。
このこともあり、還元率もよくマイルも溜まりやすい法人カードと言えます。
アメックス・ビジネス・ゴールドカード
続いて紹介するのはアメックス・ビジネス・ゴールドカード。
アメックス・ビジネス・ゴールドカードは先程紹介した、セゾン・プラチナ・アメックスカードほど還元率は高くありませんが、それでも他の法人カードよりは断然還元率が高です。
また、アメックス・ビジネス・ゴールドカードの特徴として、貯めたポイントをマイルに移行する作業がありません。
全て決済から直接マイルを貯めることができるのです。
それではアメックス・ビジネス・ゴールドカードのサービスを見ていきましょう。
初年度年会費 | 無料 |
追加カード発行枚数 | ー |
ポイント還元率 | 0.40% |
ANAマイル還元率 | 0.50% |
JALマイル還元率 | 0.50% |
利用限度額 | 審査による |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 年間最高500万円 |
次年度年会費 | 31,000円 |
着目する点は、マイル還元率がANAでもJALでもについては0.5%という点。
これだけ見ると、先程のセゾンカードより見劣りしますが、メンバーシップ・リワードというサービス(年間3,000円)に加入すると、これが還元率1.0%にもなるのです。
年間の費用はかかりますが、それでも還元率が2倍になるのは非常にでかい。
ポイントの還元率だけ見ると低いかもしれませんが、マイルを貯めること前提であるのならば非常にアメックス・ビジネス・ゴールドカードはメリットがあります。
楽天ビジネスカード
最後の法人カードになりますが、楽天ビジネスカードを紹介します。
こちらの法人カードは、先程紹介したアメックスゴールドカードとは違い、マイルよりもポイント還元率に特化した法人カードになります。
だからと言って、マイルの還元率が低いわけではありません。
早速その内容を見ていきましょう。
初年度年会費 | 2,000円 |
追加カード発行枚数 | ー |
ポイント還元率 | 1% |
ANAマイル還元率 | 0.50% |
JALマイル還元率 | ー |
利用限度額 | 最高300万円 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 年間最高300万円 |
次年度年会費 | 2,000円 |
まずこの法人カードの話を始める前に、注意しなければいけないことがあります。
それは、「楽天ビジネスカード」は「楽天プレミアムカード」の子に属するということです。
つまり、楽天プレミアムカードを持っていないと、楽天ビジネスカードを作ることができないことを意味します。
そのため、このカードを作る時は「楽天プレミアムカード」と「楽天ビジネスカード」をセットで申し込むこととなるので、注意が必要です。
楽天ビジネスカードの素晴らしい所は、常にポイント還元率が1%であるところ。
買い物等を行うことが多い場合は、どんどんポイントが貯まりますし、特に楽天市場を使えば日によっては「◯倍キャンペーン」等を行っており、1%以上の還元率にもなるので恐ろしいですよね。
しかも楽天ビジネスカードは、年会費が破格の2,000円(楽天プレミアムカード持っていること前提ですが)なので、ポイントやマイルの溜まりやすいカードの中では一番安い。
そしてカードの審査についても、楽天プレミアムカードで延滞等行って無ければ、まず間違いなく発行することが可能です。
マイルの還元率も0.5%と他の法人カードより低いわけでもく、むしろポイント還元率が高いため実質楽天ビジネスカードのほうがお得になります。
マイルも貯めたいけど、楽天等で事務用品や日用品を買うことが多いのであれば、楽天ビジネスカードのメリットを最大限活かすことができるでしょう。
まとめ
以上がマイルについて、そしてマイルを見据えた法人カードの選び方のポイントになります。
今回紹介した3社については
- 「全体的にポイントとマイルの還元率がいい法人カード」
- 「マイルの効率が良い法人カード」
- 「ポイントの効率が良い法人カード」
に分けて紹介をしました。
自社のおかれている状況により、どのメリットを優先するかによって法人カードを選ぶと良いですが、どうか見かけだけの数値には騙されないようにしましょう。
いくらポイント還元率等が良くても、法人カードを維持するのにお金がかかりすぎるのであれば、トータル的には得しないケースもあります。
一度、シュミレーションをしてみて、自社のスタイルに合った法人カードを見つけることをおすすめします。