クレジットカードの国際ブランドであるJCB。
クレジットカードを持っている人なら誰しもが耳にしたことはあるはずです。
ほかのブランドはすべて海外なのに対し、JCBだけは日本発の国際ブランドです。
既製品や食べ物など、日本製のものは高い評価を得ることが多いですが、クレジットカードはどうでしょうか。
クレジットカードに関してはほかのブランドより優れているところもあれば、劣っているところもあります。
今回はそんな国際ブランドのJCBのメリットやデメリットをご紹介します。
また、おすすめのJCBカードも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
国際ブランド「JCB」の特徴
国際ブランドの中でも特に有名なのがJCB。
VISAやMastercardの本社がアメリカにあるのに対し、JCBは日本発のブランドとして知られています。
様々な企業と提携をしているので、比較的手に入りやすいブランドです。
日本で作られたブランドなだけあってか、日本人向けのサービスや特典が多数付帯されているのも特徴の一つです。
国際ブランド「JCB」のメリット
JCBカードの具体的なメリットには、以下のようなものがあります。
- 国内ならほぼどこでも利用できる
- プロパーカードが持てる
- 付帯特典が豊富
- 最短即日発行してもらえるカードも
- 海外で利用すると2倍のポイントがもらえる
では、順番に見ていきましょう。
国内ならほぼどこでも利用できる
JCBカードは国内で作られたので、国内でクレジットカードを使える店ならほぼ利用できます。
他にも有名な国際ブランドはありますが、AMEXやダイナース などは使えない店も多いですからね。
2017年現時点では、JCBと提携が始まっているので、AMEXやダイナースも比較的使えるようになってきてます。
なので、国内で利用するのであれば、JCBをメインカードとして扱うのも1つの選択です。
プロパーカードが持てる
JCBカードは、プロパーカードを発行することができます。
プロパーカードとは、他の会社と提携せず国際ブランドが独自で発行しているカードのことです。
提携カードであれば、専門の審査会社が会員の審査を行うのですが、プロパーカードは国際ブランドが独自で審査を行います。
なので、他のカードに比べると若干審査基準が厳しいです。ただ、その分発行できるとステータスも感じられます。
とはいっても、 JCB のプロパーカードでステータスを感じたいのであれば、ゴールドカードとプラチナカードなどのランクの高いカードを発行するべきですけどね。
付帯特典が豊富
VISAやMasterCardなどが選べるカードでも、場合によっては 選ぶべき国際ブランドはJCB一択なこともあります。
それは、 JCBに特典が豊富に付帯されているからです。
最も有名なのは東京ディズニーリゾートです。
実話はJCBは、東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーなので、 ディズニーのグッズや キャンペーンが利用できることがあります。
また、一部の JCBカードではディズニーキャラクターのデザインのカードが選べることもあるので、ディズニー好きならJCBがおすすめです。
最短即日発行してもらえるカードも
JCBカードの中には、オンラインから申し込むと最短即日発行してもらえるものもあります。
当然、カード審査に合格したらの話なんですけど。
クレジットカードの中には、手元に届くまで平気で一ヵ月かかるものもありますから、約1週間ぐらいで手元に届くと考えるとかなり早いです。
これなら、すぐにカードが欲しい人でもあまり待たずに済むのですぐに発行することができます。
海外で利用すると2倍のポイントがもらえる
JCBカードは、海外で利用したり海外のネットショッピングで利用したりすることで2倍のポイントがもらえます。
OkiDOkiポイントと呼ばれるもので、貯まると買い物に利用したり景品と引き換えられたりできます。
また、JCBカードを一定の利用額使うことによって、JCB STAR MEMBERSになることも可能です。
JCB STAR MEMBERSになると、取得できるポイントが最大で70%アップします。
最低でも50万円は年間で利用しなければいけませんが、普通にカード主体で生活している人ならすぐ達成できる金額でしょう。
よくカード決済をする人であれば、JCB STAR MEMBERSを狙ってみるもの面白いと思いますよ。
国際ブランド「JCB」のデメリット
しかし、JCBカードにはデメリットもあります。
- 国外では一部利用できないところがある
- 日本国内での還元率はイマイチ
国外では一部利用できないところがある
JCBカードは日本で作られた国際ブランドなので、海外では一部利用できないところもあります。
昔よりも JCBカードが使える場所増えているのですが、それでも未だに利用できないところがあることは事実です。
なので、海外に行く際に JCBカード1枚を持って行くのはちょっと危険です。
最低でもVISAやMasterCardのサブカードを持って行くことをおすすめします。
また、JCBカードの中には、海外に行くとポイントが2倍になる特典も付帯しているカードがありますが、結局海外で利用できないとポイント貯めることができません。
これが JCBカードにも最大のデメリットです。
日本国内での還元率は低い
プロパーカードであるJCBカードの還元率は0.5%ほどです。
カードの還元率0.5%は低いです。
現在、クレジットカードの還元率は1.0%以上のものもたくさんありますからね。
ただ、JCBカードには独自のショッピングモールがあるので、ポイントをがっつり貯めたい人はそこから買い物をすることで少しお得にはなりますが、それでも低いです。
ポイントを重視したい人は、他のカードを検討してもいいでしょう。
おすすめのJCBカード一覧
JCBカードのメリット、デメリットがわかったところで今度はJCBカードの比較をしてみましょう。
- JCB一般カード
- JCB CARD EXTAGE
- JCBゴールド ザ・プレミア
- 楽天カード
- オリコカードザポイント
では、順番に解説していきます。
JCB一般カード
JCBカードが発行しているプロパーカードの中で一番スタンダードなタイプです。
シンプルなデザインのほか、ディズニーデザインのカードもあります。
JCB一般カードの特徴・メリット
- オンラインから入会すると初年度の年会費が無料
- 国内外の旅行傷害保険が付帯
- オンライン限定のデザインがある
- QUICPayと一体型にできる
通常は年会費が1,250円ほどかかりますが、オンラインから申し込んだ人のみ初年度の年会費が無料です。
また、次年度も
- MyJチェック
- 年間の利用額が50万円以上
この2つの条件を満たすと年会費が免除されます。
年間50万円と聞くと果てしないように思えますが、ひと月に約4万1千円使う計算なので、そこまでハードルは高くありません。
なので、食費やら交通費やらに充てるとクリアできるはずです。
また、国内外の旅行傷害保険が最高3,000万円ついているところも魅力的です。
JCBカードを作りたいと思っているのであれば、プロパーカードのJCB一般カードを発行しておくと間違いはないと思いますよ。
JCB CARD EXTAGE
18歳以上29歳以下の人が申し込めるクレジットカードです。
年会費も無料なので、初めて作るカードにはおすすめです。
JCB CARD EXTAGEの特徴・メリット
- 年会費が無料
- 入会後4か月まではポイント還元率がアップする
- 海外旅行傷害保険が付帯
- QUICPayと一体型にできる
JCB CARD EXTAGEの最大のメリットは、ポイント還元率が高いということろです。
入会してから3か月間はポイント還元率が3倍、4か月後は1.5倍に変化します。
3倍から1.5倍だと半分になってしまっていますが、1.5倍を還元率に直してみると0.75%です。
さきほども言ったように、一般的なJCBカードの還元率は0.5%です。
1%にはなりませんが、ほかのカードよりはそれなりにポイントも貯めやすいはずです。
ポイントをがっつり集めたい人は、JCB CARD EXTAGEを発行してみましょう。
JCBゴールド ザ・プレミア
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールドカードよりワンランク高い位置のカードです。
自分から申し込むことはできず、インビテーションを受ける必要があります。
JCBゴールド ザ・プレミアの特徴・メリット
- ポイント有効期限が5年
- 条件を満たすことで年会費が無料になる
- 家族カードの年会費が無料
- プライオリティパスのサービスが利用できる
JCBゴールド ザ・プレミアはインビでしか発行できませんが、公式ホームページには
- JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのショッピング利用合計金額が2年連続で100万円以上
- 会員専用WEBサービス「MyJCB」にEメールアドレスを登録する
この2つの条件を満たすことが条件だと書かれています。
まー、ブラックカードのインビよりはハードルが低いですし、月単位で約8万3千円利用する計算なので、家賃や食費をすべてカード払いにすると不可能な数字ではなくなります。
ゴールドカードよりも付帯特典がワンランクアップされているので、せっかく発行するのであれば、いずれJCBゴールド ザ・プレミアのインビを狙ってみてください。
楽天カード
年会費が永年無料のカードでおなじみの楽天カードです。
楽天市場で利用したときにお得になるカードでもあります。
楽天カードの特徴・メリット
- 年会費が永年無料
- ポイント還元率が高い
- セキュリティーが固い
- 電子マネーが利用できる
楽天カードは国際ブランドが豊富なので、JCBも発行可能です。
通年通して集客を行っているため、審査基準も甘く取得しやすいカードでもあります。
楽天系の特典が豊富なので、楽天市場をよく利用する人におすすめのカードです。
また、配偶者に収入があれば本人が無収入でも取得できるので、審査の甘いカードを探している人のにもおすすめです。
Orico Card THE POINT
オリコが発行しているクレジットカードです。
楽天カードと同じく国際ブランドが豊富で、JCBカードも発行できる年会費無料のカードです。
Orico Card THE POINTの特徴・メリット
- 年会費が永年無料
- 入会後半年間はポイント還元率がアップする
- 電子マネーと一体型にできる
- 貯まったポイントをリアルタイムで交換できる
Orico Card THE POINTは、ポイント還元率が常に1.0%と、無料のカードにしてはかなり高還元率です。
それに、入会してから半年間のみ2.0%にアップするので、作った際にはこの期間にたくさんポイントを集めるとガッツリ貯めることができます、
年会費無料のカードで2.0%ってなかなかありませんから。
貯まったポイントは、リアルタイムに交換ができて、500ポイントから利用できるので利便性は問題ありません。
国際ブランド「JCB」のQ&A
国際ブランドJCBのことを説明してきましたが、わからない点もあったのではないでしょうか。
そこで、いくつかの質問をピックアップし答えてみました。
国内でJCBが利用できない店ってあるの?
海外でJCBが利用できない店はあっても、国内では利用できないところはない!と思っていませんか?
残念ながら、国内でもJCBが利用できない店はあります。
特に、個人で営業している店は利用できないところが多いとか。
ちなみに、ホームページでは利用できると書かれていたのに、店舗で使ってみると利用できなかったというエピソードもありますので、サブカードはどこでも持っておいたほうがよさそうです。
チケットJCBはプロパーカード以外でも利用できる?
JCBの特典の一つに、チケットJCBがあります。
JCB会員のみがライブなどの最新情報を受け取ることができ、気に入ったものがあればすぐに応募することができます。
利用するためには、年会費無料の会員登録が必要ですけどね。
こういった特典を聞くと、プロパーカードしか利用できないと思ってしまいますが、そうではありません。
JCBカードならどのようなカードでも利用できるので、チケットJCBを利用したい人は今すぐに登録してみましょう。
JCBカードを発行したら限度枠が100万円だったのですが…
社会人1年目、年収30万円の人がJCBカードを作ったら限度枠が100万円だったそうです。
これは驚きですよね。
ただ、この人はJCBカードを発行する前にVISAカードを利用していました。
なので、スーパーホワイトではありませんでした。
結論は、銀行関係の会社に勤めていたためこのような限度枠になったようです。
銀行員なら信用度もありますしね。
まとめ
JCBカードは、日本で作られた国際ブランドです。
まだまだ海外で使えないところもありますが、作ると得をすることもたくさんありますよ。
JCBカードを探しているのであれば、紹介したカードを参考にぜひ作ってみてください。