ファミマTカードは、ファミリマートをよく利用する人にとってはかなりお得なクレジットカードですが、ファミリーマート以外の数多くのTポイント加盟店でもポイントを貯めることもできます。
加盟店には、TSUTAYAやENEOSなどの誰でも1度は利用したことがあるような所も多いので、利便性が良いカードとなります。
ポイントが貯まりやすいサービスも豊富で、ポイントが貯まる以外にも保有メリットとなるサービスがいくつもあります。
ここでは、そんなファミマTカードの特徴やメリット、デメリットなどをご紹介していきます。
コンビニはほとんどがファミマって方にはおすすめのカードですよ。
ただし、利用する際の注意点もあるので、合わせて紹介していきます。
目次
ファミマTカードの年会費と国際ブランド
ファミマTカードは、ポケットカード株式会社が、株式会社ファミリーマートとカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と提携して発行するクレジットカードです。
国際ブランドは、JCBのみとなります。
ファミリーマートでポイントが貯まりやすかったり、お得な割引サービスなどを受けることができるファミマTカードですが、実はリボ払い専用のカードになります。
えっ?通常の一括支払いのクレジットカードじゃないの?って方もいると思います。
あまりリボ払いの印象って良くないですからね。
基本的に、クレジットカードの支払いはリボ払いにしない方がいいと私も思っています。
何故なら、リボ払いで手数料が取られてしまうからです。
なので、できれば手数料がかからない一括もしくは2回支払いなどが望ましいのですが、ファミマTカードは、リボ払い専用カードですが、実はこれを一括支払いにすることが可能です。
これについては、下記で詳しく説明していますので、是非参考にしてください。
年会費は永年無料、ETCカードも無料
年会費は、永年無料です。
クレジットカードの年会費は、初年度無量でも2年目以降は有料というものが多いので、永年無料は大きなメリットになります。
年会費無料ですし、申請資格は「高校生を除く18歳以上で電話連絡可能な方」となっているので、専業主婦の人や学生でも保有しやすいカードとなります。
ETCカードも無料で利用することができます。
また、ETCカード利用時もポイントが貯まります。
家族カードはありませんので、家族で活用するなら年会費は無料なので、各自1枚づつ保有してそれぞれお得に利用すると良いでしょう。
ポイント還元率はランクや使う場所で異なる
ファミマTカードは、利用するとTポイントが貯まります。
ポイント還元率は「ファミランク」という制度のランクによって、変わります。
また、ファミマTカードの提示のみで貯まるポイントとカード利用で貯まるポイントの2種類があります。
ショッピングポイントとクレジットポイントがある
ファミマTカードのポイントは、ファミリーマートで利用した場合「ショッピングポイント」と「クレジットポイント」の2種類が貯まります。
- ショッピングポイント:ファミマTカードの提示のみで200円利用毎に1ポイント貯まる(還元率0.5%)
- クレジットポイント:ファミマTカードの利用時に200円利用毎に1ポイント貯まる(還元率0.5%)
ファミリマートでファミマTカードを利用すれば、ショッピングポイントとクレジットポイントの両方が貯まるので、この場合の還元率は1%になります。
提示のみの場合は、ショッピングポイントのみが貯まります。
もしも、ポイント還元率の高いクレジットカードを持っているのであれば、お会計の際にファミマTカードを提示してショッピングポイントをもらい、高還元のカードで決済すればお得にポイントが貯められます。
ファミリーマート以外でファミマTカードを利用した場合は、クレジットポイントのみで200円利用毎に1ポイントが貯まります。
ファミランクでポイント還元率アップ
ファミマTカードには、ファミランクという制度があり、毎月の利用額によって翌月のポイント還元率がアップします。
ファミリーマートをよく利用する人で、月々1万円以上使うという人はポイントが貯まりやすくなります。
ファミランク
月間利用額 | ランク | 還元率 |
5,000円未満 | ブロンズ | 200円利用毎に1ポイント(還元率0.5%) |
5,000円以上15,000円未満 | シルバー | 200円利用毎に2ポイント(還元率1%) |
15,000円以上 | ゴールド | 200円利用毎に3ポイント(還元率1.5%) |
ゴールドランクになるには、コンビニで1ヵ月間15,000円以上使うのは、難しく思いますが、1日500円使っていれば1ヶ月で15,000円です。
ファミマを頻繁に利用する人は、知らず知らずのうちに15,000円くらい使っていることもあります。
もしゴールドが難しい場合でも、シルバーなら5,000円で還元率が1%になるのでこちらのランクでも十分ポイントは貯まるはずです。
毎週火曜日、土曜日はカードの日で最大還元率が2.5%
ファミリーマートでは毎週火曜日、土曜日に「カードの日」を実施していて、この日はポイントがアップします。
火曜日の「カ」と、土曜日の「ド」で「カード」の日だそうです。
この日は、ファミマTカードの提示のみの場合は、200円利用毎にショッピングポイントが3ポイント貯まるので還元率は1.5%になります。
また、ファミマTカード決済の場合は、200円利用毎にクレジットポイントが2ポイント貯まるので還元率は1%になります。
なので、毎週火曜日と土曜日にファミリーマートでファミマTカード決済で買い物をする場合は、200円利用毎に5ポイント貯まることになり、一気に還元率が2.5%まで上がります、
ファミマTカードの提示だけでも200円利用毎に3ポイント貯まるので、それだけでも大きなメリットがありますよね?
それぞれの還元率を簡単に説明すると
- カード提示の場合でも1.5%
- ファミマTカード決済にすれば2.5%
となるので、かなり高還元になるのがわかると思います。
こんなお得な日が、毎週2回もあるので、上手に活用できればポイントをガンガン貯めることができるはずです。
毎週水曜日はレディースデーでポイント2倍
さらに、ファミリーマートは毎週水曜日はレディースデーも実施しています。
ファミマTカード会員の女性会員だけが受けることができるサービスですが、水曜日にファミリーマートで買い物するとショッピングポイントが2倍になります。
200円利用毎に2ポイント貯まることになるので、還元率は1%です。
ショッピングポイントのみアップするサービスなので、カードの提示のみでもカード決済でもどちらでも適用されます。
こうなると、ファミマTカードの女性会員は、カードの日とレディースデーを合わせて毎週3回もお得にポイントを貯めることができるということになります。
ファミマ女子にとっては、嬉しいサービスでしょう。
若者応援ポイント制度でポイント2倍
ファミリーマートでは、カードの日やレディースデーに加えて「若者応援ポイント」という制度まであります。
これは、ファミマTカード会員の25歳以下の会員の人が、ファミリーマートでの買い物をファミマTカード決済にした場合、クレジットポイントが2倍になるというサービスです。
200円利用毎に2ポイント貯まります。
このサービスは、曜日など関係なく25歳以下のファミマTカード会員の人ならいつでも適用されます。
プラス、カードの日のポイントアップやレディースデーなどのポイントアップもあるので、25歳以下の人がファミマTカードを保有するとかなりポイントは貯まっていきます。
Tポイントプラスでさらにポイントが貯まる
Tポイントプラスを利用すれば、さらにポイントが貯まります。
Tポイントプラスとは、ファミリーマートで対象商品を購入した場合、ブロンズやシルバー、ゴールドなどの基本ポイント付与に加えてさらに10~100ポイントが加算されるというサービスです。
付与されるポイント数は、対象商品によって異なりますが、商品ジャンルが豊富で使いやすいサービスになるかと思います。
対象ジャンルは、
- 飲料
- チルド飲料
- ドリンク剤や健康ドリンク
- デザート
- アイス
- お菓子
- 冷凍食品
- 加工食品
- 日用品
- アルコール
などがあります。
どれも日常的に購入するものなので、ポイントアップ対象に困ることはありません。
nanacoチャージで0.5%のポイントがつく
ファミマTカードで電子マネーである、nanacoへのチャージすると0.5%分のポイントが「Tポイント」として加算されます。
nanacoへチャージしてポイントがしっかりと加算されるクレジットカードはそこまで多くはないので、0.5%と若干低めではありますが、ポイントがつくだけでも個人的には嬉しいです。
ただし、もっとガッツリポイントがついてほしいという方は、こちらでおすすめのカードを比較していますので、参考にしてください。
ポイントの使い先も豊富
ファミマTカードで貯まったポイントは「Tポイント」として1ポイント1円で利用することができます。
Tポイントは、利用できる店舗が豊富にあるので、Tポイントの利用に困ったということはほとんどないはずです。
主な提携先は下記のような店舗です。
Tポイント | |
コンビニ | ファミリーマート、スリーエフ |
スーパー・デパート | マルエツ、東武ストア、マミーマート、など |
飲食店 | ガスト、吉野家、ドトール、ロッテリア、牛角など |
ドラッグストア | ウエルシア、ハックドラッグ、ドラッグイレブンなど |
映像・音楽・書店 | TSUTAYA、蔦屋書店、Honya Club Withなど |
家電量販店・カメラ | エディオン 、カメラのキタムラ、スタジオアリス |
車関係 | ENEOS、ニッポンレンタカー、オートバックスグループなど |
旅行サービス | Yahoo!トラベル、Tトラベルなど |
携帯電話 | ソフトバンク 、トーンモバイルなど |
ファッション | 洋服の青山、THE SUIT COMPANYなど |
ネット通販 | Yahoo!ショッピング、LOHACOなど |
ネットサービス | 食べログなど |
これはほんの一部なので、さらに提携先を見たい方はこちらをどうぞ。
また、上記の店舗で利用する以外にも、Tポイントを限定の商品に応募したり、交換することができます。
このような感じで、先着順でお得な商品と交換することも可能です。
人気の商品は、すぐにSOLD OUTになってしまうので、常日頃からチェックしておくといいかもしれません。
ポイントが利用できない商品などもある
ポイントを利用する際の注意点ですが、ポイントを利用できない商品やサービスなどもあります。
- カタログ&ギフト
- タバコ
- 切手、ハガキ、印紙
- 金券、プリペイドカード類、商品券
- チケット類、航空券支払、各種乗車券等
- 公共料金、保険取次ぎ、Famiポート収納票によるお支払い等
- ファミマTカードを含むクレジットご利用料金の支払い、貸付金支払い
- Famiポートで取り扱い中のプリペイドサービス
- 電子マネーチャージ(Tマネー、Suica、楽天Edy、スマートピット、ちょコム等)
- ファミマ受取便(楽天ブックス)、ネットショッピングの店頭商品引換払い
- コピー、FAX等
これらに対してはポイントを貯めることができないの注意が必要です。
ポイント有効期限は利用すれば失効しない
ファミマTカードで貯めた「Tポイント」は、最終利用日(貯める、使う、交換する)から1年以内に利用すれば、更に1年間有効期限が延長されます。
逆に利用してから1年以内に使わなかった場合は、ポイントが失効するということになります。
なので、ファミマTカードで1度でも買い物をしてポイントを貯めれば、実質永年ポイントが消滅しないということなので、焦ってポイントを貯める必要はありません。
クレジットカードのポイント中には、有効期限が1年間という短いポイント制度もあるので、それと比較すればかなりお得なポイント制度となっています。
有効期限は、このようにT-SITEで簡単に確認することができます。
ファミマTカードの4つのメリット
ファミマTカードは、ポイントが貯まりやすいサービスが豊富で、特にファミリーマートをよく利用する人ならポイントをガンガン貯めていくことができる嬉しいカードです。
しかも年会費も無料なので、持っていて全く損のない1枚で、さらにはポイント以外にもメリットがあります。
ファミマTカードのメリットとしては、
- 今お得でファミマ商品が割引になる
- JCBワールドサポートがある
- 国内、海外のパッケージツアーが3~8%割引
- 電子マネーのiDが使える
これら4つです。
今お得でファミマ商品が割引になる
ファミリーマートでは、「今お得」という割引サービスが設定されている商品があります。
対象商品がどれになるかは、決まってなく定期的にかわります。
ホットデリやお茶、パン、お菓子などが対象になることも多くファミマTカード会員は特に優遇されて割引されます。
例えば、
- ファミチキ170円:Tカードの場合→160円、ファミマTカードの場合→150円
- おむすび各種:Tカードの場合→2個で30円引き、ファミマTカードの場合→2個で40円引き
- 84円のカップ麺類:Tカードの場合→174円、ファミマTカードの場合→169円
など、数十円の割引きになるので、コツコツ利用すればお得感は増していきます。
地域によっても商品は変わってくるので、自分のエリアの商品はチェックしておくことをおすすめします。
100円以上安くなっている商品などもありますので。
JCBワールドサポートがある
JCBワールドサポートは、国内、海外の旅行の際に様々な優待を受けることができるサービスです。
- 旅先で役立つ情報の案内や現地加盟店での割引サービス
- 海外で利用できる携帯電話の無料貸し出しサービス
- 成田国際空港、関西国際空港の免税店で利用できるクーポン券
- 海外レンタカーの割引サービス(JCB加盟店)
- 現地のレストランやエステの予約手配(無料)
- 年間最高50万円までの海外ショッピング保険(JCB加盟店)
などなど、旅行を快適で安心なものにしてくれるサービスや旅行がお得になるサービスなどが充実しています。
国内、海外のパッケージツアーが3~8%割引
ファミマTカードの発行提携会社であるポケットカードのトラベルセンターでパッケージツアーに申し込むと、そのパッケージツアー代金が3%~8%オフになります。
海外ツアーも国内ツアーも適用されるので、旅行に行く際は対象旅行会社のパッケージツアーにすればお得になります。
もともとよく利用する旅行会社がこのサービスの対象となっているのであれば、このメリットのためだけにファミマTカードを保有してもいいくらいです。
電子マネーのiDが使える
後払い方式の電子マネーの「ファミマTカードiD」が、NTTドコモのおサイフケータイで利用できます。
- au
- ソフトバンク
- ワイモバイル
のおサイフケータイでは使用できません。
電子マネーは、コンビニやスーパー、ガソリンスタンド、ドラッグストア、カラオケボックス、飲食店など様々な所で利用でき、現金もサインの必要もなくスムーズに会計できるので便利です。
クレジットカードの利用ができないマクドナルドでも、iDなら使用できるので、現金がなくてもiDがあればマクドナルドでの会計がスムーズです。
ファミマTカードのデメリット
ファミマTカードは、ファミマでポイントがガンガン貯まり、Tポイント用のカードとしても使えてかなりお得で便利です。
TSUTAYAの会員証機能もありますし。
ただデメリットとして、
- 手数料が発生するリボ払い専用カードになってしまう
- 還元率が通常0.5%と低い
という点があります。
ずっと金額払いなら無料
基本的に、設定を変えなければファミマTカードは、リボ払い専用なので手数料がかかってしまいます。
しかし、ファミマTカードはの初回支払いは手数料が無料なので、初回の支払い時は手数料はかかりません。
また、支払いの設定を「ずっと全額払い」という設定にしておけばリボ払いの手数料が発生することはありません。
最初の設定は少しめんどくさいかもしれません、この設定にしないと手数料が取られてしまい、いくら年会費無料でも意味がなくなってしまいますので、しっかりと設定はしてくださいね。
還元率が通常0.5%と低い
ファミマTカードは、ファミリーマートで活用する場合は、様々ポイントが増える制度などがありますが、他で利用した場合はほとんどが0.5%の還元率です。
正直、0.5%だと思うようにポイントを貯めることはできません。
しかし、ファミマを利用すればするほど、ポイントは貯まり、またファミマTカード会員限定の割引価格などもあるので、このメリットはかなり大きいです。
なので、あくまでもファミマTカードは、ファミリーマート用のサブカードとしてもって、メインカードしては還元率が高いクレジットカードの複数持ちにした方が、ポイントも上手に貯めることができるはずです。
ファミマTカードの審査基準はそこまで
ファミマTカードの審査は厳しいか厳しくないかでいえば、ハッキリ言って厳しくないと思います。
このクレジットカード発行の目的は、ファミマTカードを多くの人に持ってもらい、多くの人にお店に来てもらいたいというものです。
そのため、なるべく多くの人が保有しやすい審査基準になっていますので、上記にもあるように
- 18歳以上の方
- 電話連絡可能な方
というくらいしか、申請資格を設けていません。
そのため、高校生以外の学生や専業主婦の人でも、審査に通り保有している人が数多くいます。
他クレジットカードのような、年収や職業などを厳しく問うということがありませんので、審査の心配はそこまでいらないでしょう。
ただし、無職の人や以前にクレジットカードやキャッシングなどの遅延・滞納・延滞があった場合は、当然厳しくはなりますのでご注意を。
まとめ
ファミマTカードは、年会費が無料で持ちやすいうえに、ファミマでのポイントが貯まりやすいサービスが充実しています。
また、JCBのサービスを利用することができるため、旅行に関する特典や優待サービスも豊富です。
ファミマTカードを保有してポケットカードのトラベルサービスよりツアーの申し込みをするだけで、その料金が3~8%オフになるサービスも魅力的です。
メ日頃ファミリーマートをよく利用する人ならインカードとしては、少し物足りないカードではありますが、サブカードとしては十分活用できるカードなので、サブカードとして保有していも損はないカードです。