Mastercardとは、アメリカにあるMastercard社が発行しているクレジットカードの国際ブランドです。
1966年に創立されましたが、何度か社名の変更を重ねて今のブランド名になりました。
そんなMastercardですが、実はユーロカードと提携を結んでいます。
そのため、どちらかというとヨーロッパ圏で広く使われているブランドです。
ヨーロッパ圏に旅行に行くのであれば、1枚は持っておきたいカードの1つです。
この記事はそんなMastercardのメリットやデメリットについて紹介します。
おすすめのMastercardも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
MasterCardの特徴
Mastercardとは、アメリカに本社を置いている国際ブランドです。
この点ではVISAと同じですね。
なので、VISAの次くらいに世界中の人に愛用されています。
アメリカの会社ということで、大半の国内外の場所なら利用できるようになっています。
まあ、一部使えないところもあるんですけどね。
MasterCardのメリット
国際ブランドのMastercardにはたくさんのメリットがあります。
- 提携カードが豊富
- ヨーロッパで利用しやすい
- ブラックカードに自分から申し込むことができる
- サービスが豊富
このような感じです。
では、順番に解説していきます。
提携カードが豊富
MastercardはVISAに次いで発行部数の多いブランドです。
そのため、提携企業もたくさんあるため比較的手に入れやすい国際ブランドとなっています。
年会費が無料の一般カードからステータスカードまで豊富なラインナップとなっているため、今すぐにでもMastercardは手に入れられるカードです。
ヨーロッパで利用しやすい
Mastercardの本社はアメリカにありますが、実はヨーロッパで使いやすいカードとして認識されています。
それは、会社を設立した後にユーロカードと提携したことが関係しているようです。
ユーロカードとは、ヨーロッパ圏に会員がたくさんいるブランドのことです。
なので、ヨーロッパ圏ではVISAではなくMastercardでしか決済できないお店も多いです。
ヨーロッパ圏に行くのであれば、1枚は持っておきたいですね。
ブラックカードに自分から申し込むことができる
最上級のカードと呼ばれているブラックカード。
基本的にはカード会社からインビテーションを受けなければ取得できません。
しかし、MastercardBlackCardに限り自分から申し込むことができます。
- 金属製
- ポイントをマイルに交換することができる
- 24時間Luxury Card Conciergeが対応している
- 世界400都市以上の空港ラウンジが利用できる
このような特徴のカードです。
そして年会費は10万円。すごいカードですよね。
しかし、このカードに関しては序列が違っていて最もステータスが高いカードがゴールドカードとなっています。
このカードは上から2番目にステータスが高いとか。
まあ、ステータスは高いので持っていても損はないと思いますよ。
サービスが豊富
Mastercardは、国内でのサービスが豊富なカードでもあります。
提携カード独自のサービスではなく、国際ブランド独自のサービスなので会員になればだれでも利用できるところがうれしいですね。
- MASTERCARDトラベラー・リワード
- ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド 特別宿泊プラン
- 空港クローク優待サービス
- 国際線手荷物宅配優待サービス
ほかにもありますが、このようなサービスがあります。
ただし、カードランクによって利用できるサービスに偏りはでてしまいます。
どのようなサービスが利用できるかはホームページにカード番号を入力することで調べることができます。
MasterCardのデメリット
しかし、Mastercardにもデメリットはあります。
- プロパーカードがない
- ヨーロッパ以外の地域では使いにくい
この2点です。
プロパーカードがない
Mastercardにはプロパーカードがありません。
プロパーカードとは、ほかの企業と提携せずに発行しているカードのことです。
なので、Mastercardのプロパーカードがほしいと思っても取得することはできません。
プロパーカードがほしいのであれば、アメックスやJCBなどを発行するといいでしょう。
ヨーロッパ以外の地域では使いにくい
Mastercardはヨーロッパ以外の地域では若干使いにくいです。
やっぱり、世界的に利用されているVISAには決済面では劣ってしまいます。
海外に行く予定があるのなら、MastercardのほかにVISAも持っておくと安心できますよ。
おすすめのMasterCard一覧
Mastercardにはたくさんありますが、その中でも有名で使い勝手のいいカードをまとめました。
- 三井住友マスターカード
- ACマスターカード
- セゾンカードインターナショナル
- Mastercard Titanium card
- イオンカード
では、順番に解説していきます。
三井住友マスターカード
三井住友銀行でおなじみのクレジットカードです。
VISAカードが有名ですが、実はMastercardも発行しています。
VISAはいらないという人は、こっちを発行するのもおすすめです。
三井住友Mastercardの主なメリットや特徴
- 初年度の年会費が無料
- 海外旅行傷害保険が付帯
- 年間100万円までのお買い物保険が付帯
- ポイントをマイルに交換できる
発行できるカード
- クラシックカード
- アミティエカード
このようなカードが発行できます。
とりあえずの1枚がほしいのならクラシックカードがおすすめです。
アミティエカードは女性向けですから。
年会費も条件付きで無料ですし、利用付帯ではありますが旅行傷害保険も付帯されています。
そこそこ使い勝手のいいカードですので、年会費無料のMastercardを探しているのなら視野に入れてみてください。
ACマスターカード
ACマスターカードとは、消費者金融会社でおなじみのアコムが発行しているカードです。
体裁を気にしてかデザインには、社名が入っていないのも大きな特徴の一つです。
ACマスターカードの特徴やメリット
- 年会費が無料
- 最短即日発行が可能
- カードローンが利用できる
- 審査が不安な方にもおすすめ
ACマスターカードは独自の審査基準と知られています。
他社とは異なる基準で審査を行っているため、他社で落ちてしまった方がACマスターカードなら通る可能性があります。
なので、審査に不安がある方でも申し込みやすいクレジットカードです。
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードが発行しているクレジットカードです。
国際ブランドが豊富なので、Mastercardも取得可能となっています。
セゾンカードインターナショナルの特徴やメリット
- 年会費が永久無料
- ネットで買い物をするとポイントが最大30倍もらえる
- オンラインプロテクションが付帯
- 優待サービスが利用できる
セゾンカードなだけあって、最短即日発行が可能なところも特徴の一つです。
すぐにカードがほしいのであれば、かなり便利な特典です。
また、専用のモールを利用すると最大で30倍のポイントももらえます。
ただ、どちらかというと、買い物専用に使いたい人向けですね。あまり保険も付帯されていませんし。
年会費が無料のお買い物用カードがほしい人には使い勝手がいいかと。
Mastercard Titanium card
先ほども紹介したブラックカードより一つランクが低いカードです。
このカードも金属製なので丈夫ですよ。
Mastercard Titanium cardの特徴やメリット
- 材質が金属
- 24時間対応しているLuxury Card Conciergeが利用できる
- ポイント還元率が高い
- 国内外旅行傷害保険が付帯
Mastercardと名前がついているからプロパーカードと勘違いしてしまいますが、そうではありません。
このカードはラグジュアリーカードと呼ばれています。
新生銀行とBlack Card社が提携して発行しているカードなんです、ややこしいですね。
年会費が5万円かかりますが、付帯特典はかなり充実しています。
もちろん、このほかにも便利な特典がありますよ。
なので、ちょっといいカードがほしいのであればMastercard Titanium cardを発行するのも一つの選択肢かなと思います。
イオンカード
大型ショッピングモールでおなじみのイオンが発行しているクレジットカードです。
イオンカードにもたくさんの種類がありますが、ここでは一番スタンダードなカードを紹介しています。
イオンカードの特徴やメリット
- 年会費が無料
- 国際ブランドが豊富
- カード盗難補償が付帯
- 毎月20日と30日は買い物代金が5%OFF
まず、年会費が無料なので誰でも取得しやすいのが魅力的です。
そして国際ブランドが豊富なところもおすすめのポイントです。
ただ、あくまでもお買い物専用カードなのでそこまでMastercardの魅力は感じないかもしれませんが。
イオングループが発行しているため、イオンをよくつかう人にとってはとても使い勝手のいいカードだと思います。
毎月2日間5%OFFになる特典も付帯されていますので。
MasterCardのQ&A
Mastercardのラインナップなどを紹介しましたが、いくつかわからない点もあったのではないでしょうか。
そこで、よくある質問に答えてみました。
海外で利用する予定はないけどMastercardにするべき?
Mastercardは海外(ヨーロッパ)で利用できるカードです。
でも、国内で利用する分にはJCBで十分じゃないか?と思った人もいるでしょう。
確かに、JCBは日本国内で普及されているカードです。
しかし、残念ながら一部の場所ではJCBを利用できないこともあるんですよね。
なので、JCBをメインにするのであればサブカードとして持つのもいいと思いますよ。
あるいは、VISAをサブにしてMastercardをメインにするのもありでしょう。
JCBとMastercardならどっちが普及率が高い?
全体的にみるとMastercardのほうが普及率が高いです。
しかし、日本だけで見るとどちらともいえないんじゃないでしょうか。
JCBは国内にある会社だけあって日本人好みの特典も豊富ですしね。
特定の場所でMastercardが利用できるか不安なのですが
よく、行こうと思っている場所でMastercardが利用できるか不安に思う人がいるようです。
確かにVISAに比べると使えない場所もありますからね。
ただ、どうしてもクレジットカード払いしたいのであれば、事前に調べておくといいと思いますよ。
現金を持ち合わせていないのに支払えないとなると、お店の人も困ってしまいますからね。
まとめ
Mastercardはヨーロッパ圏で使い勝手のいいカードです。
とはいえ、日本国内でも普通に使われているので、全く使えないというわけではありません。
もし、使い勝手のよさそうなカードにMastercardがあるのであれば、発行してみましょう。