ミライノカードは、住信SBIネット銀行が発行しています。
SBIのクレジットカードというとプラチナカードやゴールドカードなど使い勝手のいいものがたくさんありました。
しかし、子会社が撤退してしまい以前発行されていたクレジットカードは全て使えなくなりました。
その代わりに作られたのがこのミライノカード。
まだできたばかりのクレジットカードですが、使い勝手は悪くありません。
この記事ではそんなミライノカード特徴からメリット、デメリット、ポイントのシステムなどについて紹介します。
目次
ミライノカードの特徴
ミライノカードとは、住信SBIネット銀行から発行されているクレジットカードのことです。
住信SBIネット銀行からはほかにもたくさんのクレジットカードが発行されていました。
ですが、子会社のSBIカード株式会社がカード事業から撤退し、これまでのカードは使えなくなりました。
その理由は、住信SBIネット銀行からミライノカードを発行するためです。
旧会員にはなんとも言えない話ですが、ミライノカード自体はそこまで使えないカードではありません。
では、ミライノカードについて順番に解説していきます。
ミライノカードのポイントプログラム
ミライノカードは、1,000円につき5ポイント貯まります。
還元率に直すと0.5%です。ちょっと他の還元率が高いクレジットカードと比較すると低いです。
→年会費無料の高還元率クレジットカード比較。おすすめクレカランキング
ただ、工夫次第ではお得にポイントを貯めることができます。
ポイント対象サービスを利用する
通常、ポイントモールなどを経由するとポイントがたくさんもらえるようになっていますが、ミライノカードには今のところポイントモールがありません。
その代わり、ポイントをもらえるチャンスがいくつかあります。
- 給与・年金の受取定額自動入金サービスのどれかを利用する→30ポイント
- 口座振替で1件以上の引き落としがある→5ポイント
- 外貨積立月1万円以上積立→10ポイント
- 純金積立月5,000円以上積立→10ポイント
このようになっています。
買い物をしなくてもポイントがもらえるのはうれしいですね。
ボーナスポイント
また、ミライノカードは利用状況に応じてボーナスポイントがもらえるようになっています。
ただし、ランク4にならないかぎりポイントは付与されないのが痛いところです。
ランク4になるためには
- 外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、500万円以上あること
- 外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、300万円以上 かつ 住宅ローンを利用していること
このどちらかの条件を満たすと50ポイントもらえます。
あまりおいしくないですし、条件も厳しいです。
なので基本的にはランク3を狙って行くのがお得です。
ランク3になるためには、
- 貯金額が月末に300万円以上あること
- 総預金額が1,000円以上+住宅ローンの月末残高があること
- 住宅ローンを利用していて総預金の月末残高が1,000円以上あること
- 月末残高が1,000円以上あり、会社側が設定している条件の3つに当てはまっていること
このいずれかに当てはまっていることが条件です。
ランク3になってもボーナスポイントをもらうことはできませんが、ATMの手数料が無料になります。
預入はどのランクでも無制限無料ですが、引き出しや他行あてに振り込む際などは回数に制限があります。
ランク | ATMの引き出し | 他行あて |
ランク4 | 15回 | 15回 |
ランク3 | 7回 | 7回 |
ランク2 | 5回 | 3回 |
ランク1 | 2回 | 1回 |
ランク4のおよそ半分ですが、ランク2や1に比べるとお得であることが一目瞭然。
ランク4を狙うのは難しいですがランク3ならまだ狙える人も多いかと思います。
ちなみに、銀行側が設定している10つの条件はこのようなものです。
1. 外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
2. 仕組預金の月末残高あり
3. SBIハイブリッド預金の月末残高あり
4. 純金積立の月末時点でご契約あり
5. 給与、賞与または年金の月内ご入金あり
6. 目的ローンまたは不動産担保ローンの月末残高あり
7. カードローンの月末残高あり(50万円以上2つにカウント)
8. BIG・toto購入または公営競技ご入金の月内合計が2万円以上
9. Visaデビットカードの月末時点の確定金額が合計1万円以上(3万円以上2つにカウント)
10.クレジットカード「ミライノ カード(一般カード)」の当月確定(翌月引落)金額が合計1万円以上(5万円以上2つにカウント)https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/smartprogram_04
9や10の条件なら誰でもクリアできると思います。
まずはランク3を目指して頑張ってみてください。
ミライノカードの特徴・メリット
ミライノカードには様々な特徴とメリットがあります。
- 条件付きで年会費が無料
- ポイント還元率が高い
- 電子マネーと一体型にできる
- 入会時にポイントがもらえる
- 旅行傷害保険が付帯
では、順番に見ていきましょう。
条件付きで年会費が無料
ミライノカードは、年会費が900円かかります。
ただ、初年度の年会費は無料なのでとりあえず発行するということも可能ですよ。
また、1年間に10万円以上のカード決済を行うと次年度の年会費が免除されます。
10万円ならそこまでハードルも高くありませんから、普通に生活でクレジットカードを利用している人ならクリアできるレベルです。
ポイント還元率が高い
ミライノカードは、住信SBIネット銀行の口座を持っている人はちょっとお得に使えます。
ポイントを、銀行のポイントに変換することで1.0%の還元率になるからです。
よりお得に使いたいと思っている人は、一緒に口座を作っておくといいでしょう。
電子マネーと一体型にできる
ミライノカードは、便利な電子マネーと一体型にすることができます。
一体型にできるのはQUICPay。
少額ならクレジットカードよりもQUICPayのような電子マネーのほうが便利ですからね。
もちろん、クレジットカードのみの使い方もできますので自分のライフスタイルにあったものを発行してみましょう。
入会時にポイントがもらえる
ミライノカードは、まだ発行されたばかりのカードです。
その記念に、期間限定で入会時にポイントをもらうことができます。
5,000円相当のポイントなのでかなり大きい特典ですよ。
この特典を受け取るためには
- 対象期間中に初めて入会した人
- 対象期間中に合計1万円以上国内ショッピングをした人
- 対象期間中に店頭でQUICPayまたはApple Payを1回以上利用した人
- 対象期間中に海外ショッピングで利用した人
このいずれかの条件を満たすとOKです。
ただし、条件によってもらえるポイントは異なっています。
個人的におすすめなのは上から2つ目です。
この条件を満たすと2,000ポイントもらうことができますから。
旅行傷害保険が付帯
ミライノカードには、旅行傷害保険が付帯されています。
国内外どちらも付帯されているので、どこかへ旅行へ行く際は安心です。
海外旅行傷害保険(自動付帯)
傷害の種類 | 補償金額(本人) |
死亡・後遺障害補償 | 最高2,000万円 |
治癒費用 | 200万円限度 |
賠償責任 | 1,000万円限度 |
救援者費用等 | 100万円限度 |
国内旅行傷害保険(利用付帯)
傷害の種類 | 補償金額(本人) |
死亡・後遺障害補償 | 最高2,000万円 |
入院費用補償 | 3,000円/日 |
通院費用補償 | 2,000円/日 |
こちらは家族会員向けの内容です。
海外旅行傷害保険(自動付帯)
傷害の種類 | 補償金額(家族) |
死亡・後遺障害補償 | 最高1,000万円 |
治癒費用 | 100万円限度 |
賠償責任 | 1,000万円限度 |
救援者費用等 | 50万円限度 |
国内旅行傷害保険(利用付帯)
傷害の種類 | 補償金額(家族) |
死亡・後遺障害補償 | 最高1,000万円 |
入院費用補償 | 1,500円/日 |
通院費用補償 | 1,000円/日 |
このようになっています。
ただ、無条件で保険が利用できるわけではありません。
国内外どちらの旅行代金もミライノカードで支払うことが前提となっています。
そこまでハードルが高い条件ではありませんけどね。
でも、ミライノカードよりもランクの高いミライノゴールドカードやプラチナカードは自動付帯となっています。
条件が異なっているので、勘違いしないようにしておきましょう。
ミライノカードのデメリット
ミライノカードにはデメリットもあります。
- カードブランドがJCBしか選べない
- 口コミを参考にできない
この2点です。
カードブランドがJCBしか選べない
ミライノカードはJCBブランドしか選べません。
日本国内なら特に問題はありませんが、海外の場合は事情が変わります。
海外の主流ブランドはMastercardかVISAの2つ。
どちらも本社がアメリカにありますからね。
でも、JCBは日本初のブランド。
だから使えない国が多いです。一部の国では使えるんですけど。
それでも、海外旅行に行く際にメインカードにするのはあまりおすすめできません。
口コミを参考にできない
クレジットカードを選ぶ際、口コミを参考にする人も多いかと思います。
しかし、ミライノカードはまだ発行されたばかりのカードですから発行している人も少ないです。
発行した人全員が口コミを投稿するわけでもありませんしね。
自分でミライノカードを発行して確かめるという方法になりそうです。
ミライノカードと横浜バンクカードの比較
ミライノカードは銀行系であり、商業系の会社と提携していないクレジットカードです。
なので、銀行系の中でも少々マイナーな立ち位置です。
今回は同じくらいマイナーな印象のある横浜バンクカードを比較してみました。
ミライノカード | 横浜バンクカード | |
年会費 | 900円(条件付きで無料) | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~ | 0.5% |
付帯保険 | 国内外の旅行傷害保険 | お買い物安心保険100 |
発行できる年齢 | 高校生を除く18歳以上 | 高校生を除く18歳以上 |
特典 | ポイントを交換すると1.0%になる | ATMなどの手数料が無料になる |
ミライノカードと横浜バンクカードを比較してみると、どちらも使い勝手がいいことがわかりました。
ただ、地方銀行なために誰もがクレジットカードを取得できないところが残念ですけどね。
- 横浜付近に住んでいる人は、横浜バンクカード
- それ以外の地域に住んでいる人はミライノカード
を発行するといいかと思います。
横浜バンクカードに関してはこちらで詳しく解説しています。
ミライノカードの審査基準
ミライノカードの入会基準は
- 高校生を覗く18歳以上
となっています。
そこまでハードルが高くなさそうに見えますが、あくまでも銀行カードです。
流通系カードよりは審査が厳しいと思います。
- 安定した収入がある
- 金融事故を起こしていない
このような条件なら審査も通りやすくなるでしょう。
まとめ
ミライノカードは住信SBIネット銀行から新規発行されているクレジットカードです。
これまでは子会社が発行していましたが、親会社がクレジットカードを発行することになりました。
これまでSBIのクレジットカードを作っていた人は、新しくミライノカードを作ってみてはいかがでしょうか。
ネットバンクですから基本的には誰でも作ることができますよ。
ぜひ、ミライノカードを発行してみてください。