VISAという国際ブランドを知っていますか?
よく聞く名前ですが、本社はアメリカにあります。
そして、プロパーカードは一切発行しておらず、すべて提携カードとなっています。
そんなVISAですが、知名度が高いため基本的には国内外どこでも利用可能です。
同じく本社が海外にあるアメックスやダイナースは利用できないところがありますが、VISAは縛りがありません。
なので、使い勝手は非常にいいブランドでしょう。
今回はそんなVISAについてメリット・デメリットをまとめました。
おすすめのVISAのクレジットカードも紹介するので参考にしてみてください。
VISAの特徴
VISAは、「Value Issuer Service Area」から頭文字をとった言葉で、クレジットカードの国際ブランドの1つです。
本社がアメリカにあるので、国際的にも利用しやすいカードとして有名です。
クレジットカードを作る際、VISAかMastercardかで迷ったことがある人も多いのではありませんか?
実際、決済数や発行枚数で見てみるとVISAがダントツで多いようです。
それだけ人気があるということは、使い勝手がいいということなんですよね。
ほかにもたくさんの国際ブランドがありますが、初めて作るのであればVISAを作っておけばまず間違いないでしょう。
VISAの5つのメリット
そんなVISAですが、この国際ブランドには様々なメリットや特徴があります。
今回は、その中でも以下の点を紹介します。
- 国外でも利用できる
- どの会社のカードでも発行しやすい
- どのような人でも持ちやすい
- デビットカードも発行している
- セキュリティ面が強化されている
では、順番に見ていきましょう。
国外でも利用できる
VISAはアメリカに本社があるため、海外でも一般的に利用されています。
なので、国内だけでなく国外でもVISAブランドを利用できます。
日本初のJCBというブランドもありますが、海外の一部では利用できないなんてこともありますからね。
よく海外旅行へ行く人は、VISAを持っておくとまず間違いないかと。
どの会社のカードでも発行しやすい
実は、VISAってプロパーカードがないってしってましたか?。
プロパーカードとは、会社が独自で発行しているカードのことです。
ほかのブランドにはあるのですが、現在VISAの発行しているカードはすべて提携カードとなっています。
なので、基本的にどのカードを選んでもVISAは持ちやすくなっています。
年会費が無料のカードから、プラチナカードまでありますので、どのランクを選んでも使うことができます。
VISAを愛用する人にはうれしいメリットですね。
どのような人でも持ちやすい
VISAは提携カードが豊富なので、審査条件が甘いカードでも利用可能です。
なので、パートや専業主婦の人でもVISAブランドを持ちやすくなっています。
クレジットカードは、信用が第一なので原則本人に年収がないともてません。
しかし、中には本人に収入がなくても、配偶者に収入があれば発行できるカードもあるので、どのような人でも持ちやすくなっています。
VISAブランドはそこまで審査が難しくないので、ほしい人は基準を満たせば手に入れられると思いますよ。
デビットカードも発行している
VISAは、クレジットカードだけでなくデビットカードも発行しています。
まあ、それだけVISAは経営に余裕があるということなのでしょう。
デビットカードは、クレジットカードと同じように決済をしますが、カード会社ではなく直接自分の口座から引き落とされます。
なので、クレカのように一旦借金をする必要がありません。
また、15歳以上なら発行できるので高校生から持つことができます。
クレカに抵抗があったり18歳以下の人が持ちたいと思っていたりするのであれば、VISAデビットがおすすめですよ。
セキュリティ面が強化されている
VISAと提携しているカードの中には、ICカードシステムが導入されているものもあります。
顔写真を搭載することによって、カードが不正利用されるリスクが減らせます。
なので、セキュリティ面に不安があるのであれば、ICカードシステムのあるカードを選ぶこともできます。
それくらい種類は豊富です。
VISAのデメリット
しかし、VISAにはデメリットもあります。
- カードによって使い勝手が悪いものもある
- カード自体にあまりステータスが感じられない
この2点です。
カードによって使い勝手が悪いものもある
VISAというより、提携先のカードの問題ですが使い勝手があまりよくないものもあります。
評価が高いから発行してみたけど、自分には今一つだったというケースはよくあることです。
VISAが使いたいから発行した!という人も少ないでしょうしね。
VISA自体はよくても、カードによって使いにくいものもあることは覚えておきましょう。
カード自体にあまりステータスが感じられない
VISAは使い勝手はいいですが、アメックスやダイナースに比べると劣ってしまいます。
やはり、アメックスやダイナースのほうがカードステータスは上ですからね。
なので、VISAは審査もやや簡単な傾向があり、持っていても自慢できないかと。
もちろん、プラチナカードやブラックカードが取得できたら別ですけどね。
カードステータスがほしい人には、そこまでVISAはおすすめできません。
おすすめのVISAカード
VISAが提携して発行しているカードはたくさんあります。
今回はその中でも知名度が高く、利用しやすいと話題のカードを集めました。
- 楽天カード
- 三井住友VISAデビュープラスカード
- セゾンカードインターナショナル
- Yahoo! JAPANカード
- リクルートカード
では、順番に解説していきます。
楽天カード
楽天市場が発行しているクレジットカードです。
よくCMも放送しているので、知っている人も多いと思います。
もちろんVISAブランドも発行されていますよ。
楽天カードの特徴やメリット
- 年会費が永年無料
- 審査基準が甘い
- ポイント還元率が高い
- セキュリティー面がしっかりしている
- 電子マネーと一体型になっている
魅力的なのは年会費や審査基準でしょうか。
年会費が永年無料なので、ずっと持っていても負担になることがありません。
そして、通年通して客寄せを行っているので審査基準が甘いと有名のカードでもあります。
先ほど言ったように、配偶者に収入があれば本人は収入がなくても発行することが可能です。
専業主婦の方でも、持ちやすいカードですよ。
三井住友VISAデビュープラスカード
三井住友銀行が発行しているカードです。
三井住友VISAカードの中でも、比較的若い人が発行できるカードとなっています。
ただし、26歳以上の人は発行できないので注意が必要です。
三井住友VISAデビュープラスカードの特徴やメリット
- 初年度の年会費が無料
- ポイント還元率が2倍
- 最短3営業日で発行してもらえる
- 自動でゴールドカードにランクアップしてくれる
18歳から25歳の人限定のカードで、26歳以降にカードの更新が行われた場合は自動的にランクアップされたカードが送られてきます。
自分で切り替える必要がないので、便利ですね。
このカードは年会費がかかりますが、1回利用するだけで次年度の年会費が免除されます。
なので、使い勝手は悪くないかと。
はじめてクレジットカードを持つという人におすすめのカードです。
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードが発行している一般カードです。
セゾンカードは、スピード発行できることで有名であり、このカードは即日発行が可能です。
なので、今すぐほしい人でも手に入れやすいと思いますよ。
セゾンカードインターナショナルの特徴やメリット
- ネットで買い物をすると最大30倍のポイントが手に入る
- オンラインプロテクションが付帯
- たまったポイントは有効期限がない
- 最短即日発行が可能
- 西友やLIVINが毎月特定の日に5%OFFになる
年会費が永久無料であり、たまったポイントが永久不滅というところから見ても使い勝手はとても良いクレジットカードです。
また、ネットでの不正利用を防ぐためにオンランプロテクションも搭載されています。
これで、第三者から悪用されても補償を受けることができます。
そして、最大の特徴が30倍のポイントがもらえるというところでしょう。
セゾンカードが運営するポイントモールを経由することで、がっつりポイントがもらえます。
よくネットショッピングする人は、利用してみてくださいね。
Yahoo! JAPANカード
Yahoo!Japanが発行しているクレジットカードです。
このカードもスピード審査してもらえることで有名なので、すぐにカードがほしい人におすすめです。
国際ブランドもVISAはもちろん、MastercardやJCBもあるので国内外どこでも利用しやすいです。
Yahoo! JAPANカードの特徴やメリット
- Tポイントがためられる
- Yahoo! JAPANカードで購入した商品は90日間補償対象になる
- プラチナ補償が利用可能
- 年会費が無料
- ETCカードが年会費500円で利用できる
一番のメリットは、90日間保証してもらえるというところでしょう。
この補償は新品中古問わないので、なにを購入しても安心できるかと。
ただし、補償対象になるのは1万円以上の品物なので適用されるか確認しておきましょう。
また、適用されない商品も結構多いので保険が利用できるか公式ホームページを覗いておくことをおすすめします。
あとは、プラチナ補償が利用できるところも魅力の一つだと思います。
例えば
- 盗難補償金
- 交通トラブルお見舞金
- 自転車事故賠償責任補償金
- 旅行・イベントキャンセル保証金
このようなサービスが利用できます。
基本的にこのような補償はプラチナカードでも発行しない限り利用できません。
まあ、Yahoo! JAPANカードで利用するためには月490円支払う必要があるのですが、プラチナカードの年会費を考えると安いと思いますよ。
リクルートカード
最後はリクルートカードの紹介です。
リクルートグループが発行しているカードで、年会費無料のカードの中ではとても使い勝手がいいカードとして知られています。
リクルートカードの特徴やメリット
- ポイント還元率が高い
- 年会費が永年無料
- 国内外の旅行傷害保険が付帯
- 国内外のショッピング補償保険も付帯
- ポンパレモールを利用すると4.2%以上のポイントが還元される
このカードの最大のメリットは、ポイント還元率が高いところです。
一般的に出回っているカードでは1%が高いといわれますが、リクルートカードのそれを上回る1.2%の還元率となっています。
年会費が無料のカードでここまで還元率が高いのは、このカードくらいしかありません。
また、ポンパレモールというショッピングモールを利用すると4.2%以上のポイント還元率となります。
なので、高還元率のカードを探しているのであればリクルートカードは視野に入れておくといいと思いますよ。
VISAのQ&A
VISAのメリットやデメリット、おすすめのカードなどを紹介してきました。
しかし、いくつか腑に落ちない点や疑問に思うことなどもあったのではないでしょうか。
そこでいくつかの質問に答えてみました。
VISAとJCB、メインにするならどっちですか?
VISAとJCB、2枚持っていればとても便利ですね。
なんらかの原因でカードが利用できなくなった時に、もう1枚あれば決済できますから。
まあ、この2枚なら国内をJCBにし、海外へ行く際にVISAをメインにするのがいいと思います。
純粋に国際ブランドで比較するとですけどね。
カードの使い勝手や付帯特典なども考慮したうえで、どちらをどう使うか決めるのがいいと思いますよ。
だけど、海外で利用するのであれば、やっぱり滞在中はVISAをメインにしたほうがよさそうですね。
海外でカードを使うと、発行元は関係なくなりますか?
例えば、海外で三井住友銀行のゴールドカードなどを使ったとしましょう。
その場合、三井住友銀行という肩書きは関係なくなるかという話ですが、その通りです。
海外では、国際ブランドとカードランクを重視されますので、発行元はあまり重要視されません。
なので、発行元についてはあまり深く考える必要はありませんよ。
VISAのカードの明細を家に届くようにしたいのですが
最近は、経費節約のためカードの明細を紙ではなく、WEBで確認できるようなシステムが使われています。
いつでもオンラインで確認できるので、便利ではありますがやっぱり紙で確認したいという人もいるでしょう。
そういう人は、一度発行元の会社のホームページで手続きを行うといいですよ。
わからない場合は、問い合わせ窓口から確認すると確実ですね。
ただし、中には紙媒体で発行してくれないところもありますので、注意しましょう。
VISAのカードはどのくらいで届きますか?
正直、これは発行元によります。
審査が長いカードなら平気で1か月かかるものもありますし、スピード審査なら即日発行などをしてくれるものもあります。
なのでVISAではなく、発行元で判断するようにしましょう。
もし、急いでいるのであればスピード発行が売りのカードを選ぶといいですよ。
まとめ
VISAは国際的に利用されているブランドです。
国内外で利用したいのであれば、VISAを持っていればまあ間違いないかと。
国際ブランドでカードを選びたいと思っているのであれば、ぜひVISAを選んでみてください。