最近ではよく耳にする「キャッシュレス」。
しかし実際「キャッシュレスって何?」という人も多いのではないでしょうか。
キャッシュレスとは現金を使わないという意味です。
もちろんその位ならわかるという人もいますよね。
ただこのキャッシュレス、実は多くの種類があるのです。
また、キャッシュレスにすることでのメリットも知っておきたいですよね。
そこで今回は
キャッシュレスの基礎知識
キャッシュレスの種類
キャッシュレスのメリットデメリット
などキャッシュレスに関して徹底的に解説します。
目次
そもそもキャッシュレスとは?種類はあるの?
キャッシュレスと聞くと難しく考えてしまいがちですが、キャッシュレスの意味は「現金以外で支払う方法」のことです。
言葉だけで見ると難しく思えてしまいますが、今現在身の周りでキャッシュレスは多く利用されています。
キャッシュレスの代表的なもので言えばクレジットカード。
また、身近で見かけるものであればバスや電車に乗るときの交通系ICカードなどがあります。
カードを使って支払っているので「キャッシュレス」です。
最近では現金のやり取りを行うことは企業の間でも少なくなっており、ほとんどの取引はキャッシュレスで行われています。
例えば銀行口座から銀行口座への振込もキャッシュレスの一つです。
キャッシュレスは今では誰もが使う取引となっています。
そんなキャッシュレス決済には多くの種類があります。
まずはキャッシュレスにはどのようなものがあるかを知る為に、キャッシュレス決済できるものを見ていきましょう。
主なキャッシュレスは下記の9つです。
- 電子マネー
- クレジットカード
- QRコード決済
- デビットカード
- プリペイドカード
- Pay-easy
- 銀行振込
- 小切手
- 商品券
主流となっている「電子マネー」
現在では主流となってきているのが電子マネーです。
名前の通り電子化されたデータで決済可能なキャッシュレス。
電子マネーは幅広く使われるキャッシュレスですが、主な物としては
などがあります。
これらはすべてキャッシュレスです。
電子マネーについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
誰もが使うキャッシュレス「クレジットカード」
クレジットカードはキャッシュレス決済の中でも馴染みのあるものでしょう。
クレジットカードもキャッシュレス決済の一つです。
ただ、後払いなどが可能な為使いすぎてしまうと危険なのがデメリット。
また、各ブランドがある為、使えるお店が限られてしまうデメリットもあります。
それでもポイントを貯めることができたり、割引になったりするメリットが大きいので、活用している方が最も多いキャッシュレスです。
クレジットカードの基礎知識についてはこちらの記事もチェックしてみてください。
スマホで便利「QRコード決済」
QRコード決済はスマホアプリで利用できる決済方法です。
日本では
などがQRコード決済サービスを提供しています。
クレジットカードや銀行口座と紐づけておくだけで使うことができ、その便利さからキャッシュレス決済の中でも今人気の決済方法です。
クレジットにも似た「デビットカード」
デビットカードはクレジットカードと似たシステムです。
ただしデビットカードの場合は支払いと同時に口座から引き落とされるので、あくまで口座に入っている金額内でしか利用できません。
デビットカードもクレジットカード同様ブランドによって使えないお店があるのがデメリットです。
更に詳しいデビットカードに関してはこちらの記事で紹介しております。
手の出しやすい「プリペイドカード」
プリペイドカードには2種類のカードがあります。
- 一定の価値(値段)が設定され、残高が0になった時点で使えなくなるもの
- 何度もチャージして利用可能なもの
この2種類。
ただ、いずれにせよ入金した分しか利用できないので、クレジットカードなどのように使いすぎたということはほとんどありません。
ですので、比較的手の出しやすいキャッシュレス決済です。
プリペイドカードについてはこちらの記事で詳しく紹介しております。
光熱費支払いに役立つ「Pay-easy」
Pay-easyは主に光熱費や税金の支払いなどに使われるキャッシュレス決済で読み方は「ペイジー」。
ペイジーで使うための番号を取得して、あとは
- ATM
- インターネットバンキング
を経由して支払うことができます。
窓口に並んだりする必要がなくすぐに支払うことができるので活用している方も多いキャッシュレスサービスです。
ネットを利用した「銀行振込」
銀行振込も現金で振込の場合は正確にはキャッシュレスとは言えません。
しかし、最近ではインターネット上で口座にアクセスし、ネット上からの振込も可能です。
他のキャッシュレスサービスとは少し感覚が違うかもしれませんが、ネット上での振込の場合はキャッシュレスと言えます。
アナログなキャッシュレス「小切手」
小切手というとアナログなイメージがありますが、小切手も「現金を使わない」という意味ではキャッシュレスの一つです。
ただ、現在では利用する人は少ないです。
実は知られていないキャッシュレス「商品券」
商品券やギフト券も現金を使わないのでキャッシュレスの一つと言えます。
キャッシュレスというと電子データのイメージが強いですが、商品券のようなものでもキャッシュレスです。
多くのキャッシュレスの中でも長く使われています。
商品券に関してはお店がかなり限られているので、使いやすさに関してはほぼ現金と同等レベルです。
キャッシュレスの支払い方法はこの3種類
一言にキャッシュレスと言っても支払い方法は3種類あります。
- 前払い
- 同時支払い
- 後払い
この3種類の支払い方法に関して下記で解説していきます。
使いすぎない『前払い』
前払いは決済前にお金を預けておきそのお金で決済する方法です。
プリペイドカードや一部の電子マネーではこの前払い決済になります。
利用する前にお金をチャージしておかなければいけませんが、その分使いすぎてしまうことはありません。
ただし、結果的にチャージする手間もかかってしまうので多少の不便さはあります。
即引き落とされる『同時支払い』
同時支払いの代表はデビットカードです。
カードで支払うのと同時に口座から引き落とされるので、使いすぎてしまうことはありません。
ただし、口座にどの程度預金があるのか把握しておく必要があります。
使いすぎ注意の『後払い』
後払いで代表的なもので言えばクレジットカードです。
名前の通り後で支払うことができるので、お金がなくても商品を購入できるメリットがあります。
しかし、後払いというのは簡単に言ってしまえば借金のようなものです。
あまりにも使いすぎてしまうと毎月の支払に追われてしまい、痛い目にあってしまう可能性があるので注意しましょう。
特にリボ払いなどは使用しないことをおすすめします。
キャッシュレスのメリットはこの6つ
キャッシュレスが多く使われる理由としては単純に現金を持ち歩かなくても良いというメリットもあります。
ただ、もちろん持ち歩かなくて良いというメリットだけではありません。
実はキャッシュレス決済を利用した方がお得になのです。
- 現金を持ち歩く手間がない
- ポイント還元でお得に使える
- 安全性が高い
- ものによって支払い方法が選べる
- 手数料がかからない
- 海外でも使える
キャッシュレスのメリットはザっと上記の6つです。
現金は手数料がかかる
現在手渡しで給料を渡すところはほとんどありません。
ほとんどの会社が給料を銀行振込で口座に送金します。
そこから現金を使うとなれば銀行から引き出さなければいけませんよね。
しかし銀行口座からお金を引き出すには手数料がかかります。
口座やどこで引き出すかにもよりますが、大体108円程の手数料です。
たった108円ですが、もし1ヶ月で5回引き出せば単純計算で540円。
年間では単純計算6480円の手数料。
また、現金での振込をする場合は金額と銀行によって異なりますが約200円~500円程の振込手数料がかかります。
月に1回現金で振込すると考えると年間で約2,400円~6,000円程の手数料です。
引き出し手数料と振込手数料を合計すると年間10,000円以上も手数料だけでとられている計算になります。
キャッシュレスはポイントも貯まる
キャッシュレス決済の場合はまず無駄な手数料がかかりません。
振込の場合口座間のやり取りであっても手数料はかかってしまいますが、引き出す手数料はなくなるので年間6,480円の無駄はなくなります。
更にキャッシュレス決済の中でも
- 電子マネー
- クレジットカード
- デビットカード
- プリペイドカード
- QRコード決済
などであればポイントも貯まりお得に使えるのです。
例えば、ポイントが貯まりやすいクレジットカードで日常的な買い物をするだけでも年間1万円以上のポイントは貯まります。
それを考えると現金決済と比べればキャッシュレス決済はかなりお得です。
何十万もの現金を財布に入れて持ち歩くのは不安ですよね。
しかしキャッシュレスなら現金を持ち歩くことはないので、安全性も高くなります。
海外に行く際にはスリなども多いので、キャッシュレスにすることで安心。
また、いちいち日本円を換金する必要もないので手間も省けます。
お得さに関してはポイント還元や手数料がかからないので現金よりも確実にお得ですよ!
更に後払いや分割払いができる支払い方法の自由さもキャッシュレスの魅力です。
キャッシュレスのデメリット
上記で6つのメリットを紹介しましたが、もちろんキャッシュレスのデメリットもあります。
キャッシュレスのデメリットは以下です。
- 使いすぎてしまう可能性がある
- 使えない店舗がある
- 使えない国や地域がある
- 災害時に弱い
- スマホ決済の場合はスマホの充電が必須
- キャッシュレス会社の倒産の可能性
キャッシュレスサービスの一部では後払いや分割払いなどに対応していますが、その為に使いすぎてしまう可能性があります。
目に見えないお金のやり取りになり、使いすぎてしまえば支払いに追われてしまうので注意。
また、キャッシュレスの最大のデメリットは使用できなくなる可能性があること。
店舗や国によって使えない場所が多く、災害時には全く使えなくなってしまうこともあります。
スマホ決済の場合、スマホの充電がなくなってしまえばもちろん使えません。
更に一番怖いのはキャッシュレス会社の倒産です。
電子マネーは会社にお金を預けてデータとしてのお金を利用することができますが、もしも会社が倒産してしまえば最悪お金が戻ってこない可能性もあるのは覚えておきましょう。
キャッシュレスで得する裏技
例えばポイントカードを作ってポイントを貯めるという方法なら誰でもできます。
また、ポイントカードでポイントを貯めるのは特別キャッシュレスではなくてもできることです。
そこでキャッシュレスだからこそできるお得な裏技を紹介します。
電子マネーやクレジットカードでポイント還元
電子マネーやクレジットカードでは上記で紹介したようにポイントを貯めることができるサービスも多くあります。
例えば、交通系ICのSuicaは便利なだけでポイントに関して知られていません。
Suicaを利用してショッピングをする際にポイントが付与されます。(JREポイント)
ポイント還元率は0.5%~1%。
例えば毎日缶コーヒーをSuicaで購入し、1%の還元率の場合単純計算で年間438ポイント貯まります。
このポイントは1ポイント=1円としてSuicaにチャージしたり、宿泊券や商品券との交換も可能です。
このように通常電車に乗ったりバスに乗ったり、交通機関を利用する際にはポイントはたまりませんが上手に活用すること日々お得にポイントを貯めることができるのです。
また、Suicaであれば提携しているSuica系のクレジットカードを紐付けることで更に効率よくポイントを貯めることも可能ですよ。
スマホ決済でもポイントを貯めることができる
スマホ決済アプリは多くリリースされています。
それぞれポイント還元率は変わってきますが、常に持ち歩くスマホで決済できる便利さもあり、かなりに人気です。
また、スマホ決済アプリはクレジットカードの情報を登録すれば多くの店舗での利用が可能となり、ポイントが貯まりやすいのがメリット。
スマホ1台あれば財布いらずの便利さに加えてポイントが貯まるので使わない手はありません。
おすすめのキャッシュレススマホ決済アプリ3選
スマホ決済アプリは続々とリリースされていますが、その中から特におすすめのスマホ決済アプリを紹介します。
中にはお得なキャンペーンで話題となり、聞いたことのあるアプリもあるでしょう。
それぞれの決済アプリの特徴などを見て自分の使いやすい決済アプリを選んでください。
QRコード読み取りの「PayPay」
項目 | |
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運営会社 | PayPay株式会社 |
決済方法 | PayPay残高/Yahoo!マネー/クレジットカード |
ポイント還元率 | 0.5%~ |
PayPayはQRコード決済サービスです。
項目
運営会社PayPay株式会社決済方法PayPay残高/Yahoo!マネー/クレジットカードポイント還元率0.5~20%
2018年10月15日からサービスが開始され、いまやスマホ決済サービスの中でも1番の知名度を誇っています。
支払い方法はアプリと銀行口座を紐づけ、銀行口座から残高をチャージするプリペイド式。
QRコードを送って個人間での送金も可能です。
PayPayでは利用金額に応じて0.5%のポイントが付与されます。
また、キャンペーンなども頻繁に行われており、キャンペーン時には最大20%ポイントが付与されることもあります。
セキュリティの高い「LINE Pay」
項目 | |
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運営会社 | LINE株式会社 |
決済方法 | 銀行口座によるチャージ/LINE Payカード/コンビニ/オートチャージ |
ポイント還元率 | 0.5%~ |
トークアプリで人気のLINEも決済アプリサービスを行っています。加盟店での買い物はもちろん、友達同士の送金も可能。
友達同士で割り勘をする時に使える割り勘機能は他アプリにはない大きな特徴です。
チャージ方法はアプリに銀行口座を紐づけるほか、コンビニでのチャージも可能。
更に国際的なセキュリティ認証を受けているので、個人情報流出の不安もありません。
LINE Payでポイントを貯める方法は2通り。
- LINE Payカードを利用して買い物をする⇒0.5%~2%
- CM動画などを見る⇒1~2ポイント
無料でやるならCM動画などをかかさず見るのもいいですが、がっつり貯めるにはおすすめできないので、やはりLINE Payカードを利用した方が効率よくポイントを貯めることはできます。
LINE Payカードに関しててはこちらの記事で詳しく解説しております。
ポイントの貯まりやすい「楽天ペイ」
項目 | |
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運営会社 | 楽天株式会社 |
決済方法 | クレジットカードによる後払い |
ポイント還元率 | 0.5%~1% |
楽天ペイはクレジットカードと同期させて使えるスマホ決済アプリです。他の決済と違って銀行口座に紐づけることができないので、全て後払いになります。
楽天ペイはポイントが貯まりやすいのが特徴。登録クレジットカードが楽天カードならば通常200円で1ポイントのところ、100円で1ポイント貯まります。
楽天カードを現在持っている人ならば確実にポイントが貯まりやすくお得に使えるカードです。
楽天ペイに関してはこちらの記事でも詳しく解説しております。
まとめ
今だに現金払いにこだわっているなら、これを機会にキャッシュレス決済にするを検討してみてはどうでしょうか?
現金からキャッシュレスに移行するのは不安な点もありますが、便利さやお得さで考えるなら絶対にキャッシュレスを使った方がお得です。
キャッシュレス決済にも色々なものがあるので、自分の生活に合った、自分の使いやすい決済を選んでください。